課題名 |
効率的な超微量分析法の開発に着目したアリ類や捕食性カメムシ等の行動解発因の解明(A661) |
課題番号 |
2004005168 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
|
研究分担 |
農業生物資源研究所 生体機能研究グループ 昆虫行動制御物質研究チーム
|
研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2004 |
摘要 |
ホソヘリカメムシの誘引現象の再検討により、誘引活性を飛躍的に増強させる新たなフェロモン成分を発見し化学構造を解明した。アリ類について、社会寄生種が被寄生種の巣仲間認識を攪乱する化学物質を分泌することを発見し、成分解明に着手した。ゴマダラカミキリの集合フェロモンについて、野外での異性誘引効果の検証を試みるとともに、誘引活性の室内生物検定法を確立した。リュウキュウクロコガネでは、雌フェロモン放出量の実測システムの構築を行い、著しい個体変異が存在することを発見した。ハスモンヨトウなどの幼虫の摂食に関わる因子として、クロロフィルbを見出し、この物質が視覚情報として幼虫に定着を促す因子として機能していることを発見した。それに伴い、従来色彩認識がなされていないとされてきた鱗翅目幼虫が緑色を視覚認識していることを明らかにした。
|
カテゴリ |
カメムシ
生物検定法
フェロモン
|