課題名 |
植食昆虫に対する有害植物成分等の検定系の確立と検索(A662) |
課題番号 |
2004005169 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
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研究分担 |
農業生物資源研究所 昆虫適応遺伝研究グループ 昆虫・植物間相互作用研究チーム
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2004 |
摘要 |
ツマグロヨコバイから唾液腺由来では初めてラッカーゼのcDNAをクローニングした。全長約2.6kbで793アミノ酸で分子量86.1kDaと予想された。C-X-R-X-Cモチーフで始まる6個のシステインを含む45アミノ酸からなるドメインの存在やタイプ1の銅結合中心でのメチオニンの存在など特徴的な構造を有していた。また、「Nona Bokra」がツマグロヨコバイ抵抗性品種であることを見出し、コシヒカリ/Nona Bokraの準染色体部分置換系統群を検定し、第5染色体上のマーカーS14177近傍の約370Kbの範囲に抵抗性遺伝子が座乗していた。一方、野生クワの乳液はエリサンやヨトウガ幼虫に対し顕著な殺虫毒性を示した。乳液には糖類似アルカロイド類(1,4-dideoxy-1,4-imino-D-arabinitol 及び 1-deoxynojirimycin)が計2%程度含まれていた。
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カテゴリ |
カメムシ
抵抗性遺伝子
抵抗性品種
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