課題名 |
トビイロウンカ共生微生物等の系統解析および共生関連遺伝子の解析(A671) |
課題番号 |
2004005170 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
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研究分担 |
農業生物資源研究所 昆虫適応遺伝研究グループ 昆虫共生媒介機構研究チーム
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2004 |
摘要 |
トビイロウンカEST合計4万クローンから、ウイルスやミトコンドリア遺伝子配列を除いた3万5千クローンを得、オリゴアレイを作製した。共生微生物を感染させた細胞での遺伝子発現をカイコマイクロアレイを用いて解析し、微生物間で発現遺伝子に差異を認めた。家畜病原を媒介するヌカカの遺伝子塩基配列を解析し、ヌカカの種ごとに特徴的は配列を明らかにした。カイコ前胸線で特異的に発現するP450遺伝子をクローニングし、エクダイソン合成に必須の酵素(25-hydroxylase)遺伝子であることを明らかにした。野生型シロアリセルラーゼよりも発現効率のよい改変セルラーゼ遺伝子7クローンを得た。また、50mlの大腸菌培養液からシロアリ約35,000個体分のセルラーゼ活性を得た。ウイルス類以外の複数遺伝子のリボソーム内部侵入部位(IRES)によるに試験管内翻訳効率を、コード領域のGC含量を低下させることにより上昇させた。安定したIRES構造を形成可能な遺伝子をゲノム情報から検索した結果、ウイルス類以外には存在しないことを確認した。
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カテゴリ |
カイコ
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