課題名 | ヒメハナカメムシ、カブリダニ等の系統解析法の確立(C311) |
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課題番号 | 2004005194 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
農業生物資源研究所 昆虫適応遺伝研究グループ 天敵昆虫研究チーム 農業生物資源研究所 昆虫適応遺伝研究グループ 昆虫分子進化研究チーム |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2004 |
摘要 | 天敵昆虫類ヒメハナカメムシ、カブリダニの系統解析法の開発のため、汎用プライマー等を用いた解析によりヒメハナカメムシ3種のmtDNAゲノムの全塩基配列を決定した。この結果をもとに各領域の分子進化特性を解析すると共に、種間・種内の遺伝的変異を検出するPCRプライマーを設計した。ケナガカブリダニの匂い応答性と分散性との間に遺伝的相関はないが、野外個体群では両形質間に負の相関が存在すること、また匂い応答性は劣性遺伝である可能性が高いことを明らかにした。ケナガカブリダニの種内多型を解析するための反復配列マーカーを3遺伝子座について開発した。継代飼育を続けた個体群ではこれらの遺伝子座の多様性が減少したので、本マーカーを遺伝的多様性や品質管理に用いることが可能と考えられた。 |
カテゴリ | カメムシ |