課題名 |
昆虫培養細胞系簡易作出技術の開発と培養細胞系による昆虫免疫反応解析系の確立(D342) |
課題番号 |
2004005218 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
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研究分担 |
農業生物資源研究所 昆虫生産工学研究グループ 昆虫細胞工学研究チーム
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2004 |
摘要 |
樹立した連続継代性培養細胞株の主な利活用として、生理活性物質に鋭敏に誘導される血球由来細胞株の機能解析を進めた。無血清培養可能なカイコ細胞株は組換えウイルスに対する感受性が高く、組換え体の高発現を確認し、民間と共同で特許を取得しin vitro発現系として販路に乗せる準備をしている。複数のカイコ細胞株から鱗翅目昆虫への植物ウイルス感染が始めて発見された。脂肪細胞分化マーカーのap2遺伝子と相同性の高いカイコBmFABP遺伝子をBmN4細胞から単離し、脂肪分化誘導薬剤により発現を確認し解析した。カイコ細胞でアタシン及びレボシン抗菌ペプチドのプロモーター活性検定系を確立した。これまでセクロピンBが発現誘導される器官は脂肪体と血球であるとされていたが、形質転換カイコではほとんどの中胚葉由来上皮細胞であることを確認した。
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カテゴリ |
カイコ
植物ウイルス
薬剤
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