課題名 | 根茎菜類等の機能成分の検索と作用機作の解明 |
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課題番号 | 2005007493 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター |
研究分担 |
国際農林水産業研究センター 食料利用部 |
協力分担関係 |
カセサート大学・食品研究所 AVRDC 野菜茶業研究所 |
研究期間 | 完了2001-2005 |
年度 | 2005 |
摘要 | オオバンガジュツにおいて抗変異原性を示すポリフェノール成分の含有パターンが変動する原因の一つが収穫時期にあり、土中での貯蔵中にピノセンブリン、ピノストロビンが減少し、トリヒドロキシカルコン、カルダモニンが増加することを明らかにした。同様な変化が実験室での貯蔵試験においても確認された。また、来歴の多様な地場産が出回る乾季前半には含有パターンが多様化し、大産地産が市場の多くを占める暑季から雨季には比較的画一的になることを明らかにした。ミクロメラム・ミヌタムの抗変異原成分mahanineがヒト白血病細胞U937株に対しアポトーシス誘導する際、ミトコンドリアの膜透過性が変化しチトクロムCが細胞質に放出されること及びサイクロスポリンAがこの過程を阻害することが判明した。また、インドセンダンに含まれるnimbolideが種々のガン細胞の増殖を抑制し、細胞周期を変化させることを見出した。237のサンプルを供試し、強力な抗酸化性を持つもの5種、抗変異原性を持つもの26種を見いだした。圃場試験の結果、暑期と比較し涼乾期において活性が最大4倍程度高くなることが判った。また、同種の野菜でも品種により活性が十倍以上異なることを明らかにした。カシューナッツの若葉に含まれる7種の抗酸化成分の構造を決定し、特にTannic acidが含量、活性ともに高いことを見いだした。 |
カテゴリ | 加工 せんぶり ナッツ 品種 |