低湿重粘土転換畑における大豆高品質安定栽培体系の開発

課題名 低湿重粘土転換畑における大豆高品質安定栽培体系の開発
課題番号 2005006710
研究機関名 農業・生物系特定産業技術研究機構
研究分担 農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農業総合研究センター 北陸水田利用部 作業技術研究室
研究期間 新規2005-2005
年度 2005
摘要 i)大豆耕うん同時畝立て播種について9県44カ所、合計約140haの現地圃場で実証を行ない、慣行栽培との比較可能な26圃場の平均収量は335kg/10aで慣行栽培を33%上回った。耕うん畝立て栽培でのしわ粒発生率は慣行栽培より11ポイント低く、以下の成果と合わせて高品質安定栽培技術であることを示した。ii)畝立て播種栽培で、6.4kgのうち5.0kg(10a当たり)の窒素を100日タイプ被覆尿素とした配合肥料を、窒素無機化量の異なる現地3圃場に施用した結果、16年度に確認できた被覆尿素の効果は不明であったが、その要因は湿害回避による収量増加で施肥効果が打消されたためと考えられた。iii)播種後の降雨で土壌が硬化して大豆の出芽阻害要因となるクラストの硬度はシルト含量45%以上の土壌で特に高い値となることを示した。iv)16年に新潟県で発生した腐敗粒を7種の症状に類別し、全体から8属の菌を分離したが、数の多い黒色から薄い灰色に変色した3種の症状の粒からはAlternaria属菌が高率で分離されたことから同菌を原因菌と判断した。v)出芽直後の大豆幼苗を加害するネキリムシ類のほとんどがカブラヤガで、その被害株率は3.1%と軽微なことを認めた。
カテゴリ 肥料 安定栽培技術 大麦 栽培体系 湿害 しわ粒 水田 施肥 大豆 排水性 播種 輪作

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