課題名 |
イネ科飼料作物に萎縮症を起こすヨコバイの分布拡大要因と被害発生機構の解明 |
課題番号 |
2005006984 |
研究機関名 |
農業・生物系特定産業技術研究機構
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研究分担 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター 地域基盤研究部 害虫管理システム研究室
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研究期間 |
新規2005-2005 |
年度 |
2005 |
摘要 |
フタテンチビヨコバイの温度発育反応と温度別の生活史パラメータを解析した結果、本種は高温耐性が強く成虫寿命が長いことを明らかにした。近年の多発生には、これら特性と最近の暖冬傾向が関係していることが示唆された。気候温暖化に伴って年平均気温が2℃上昇すると仮定した場合、年間の発生世代数は1.3世代増加すると予測された。これらのことから、温暖化によって発生時期が早期化するほど、ワラビー萎縮症の被害が拡大すると予測される。飼料イネにおける被害発生記録はないが、飼料用の主要品種についてワラビー萎縮症抵抗性検定を行ったところ、「モーれつ」は強抵抗性であったが、他の10品種は感受性であり、今後、飼料稲において本種が害虫化する可能性が示された。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
管理技術
高温耐性
飼料作物
飼料用作物
水稲
スクミリンゴガイ
抵抗性
抵抗性検定
品種
防除
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