課題名 | 農耕地におけるカドミウム等負荷量の評価とイネ・ダイズ等による吸収過程の解明 |
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課題番号 | 2005007300 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 化学環境部 重金属動態ユニット |
研究期間 | 継続2001-2005 |
年度 | 2005 |
摘要 | Cd非汚染水田を対象に、1年間のCd収支を試算したところ、肥料、雨水、灌漑水により3.2 g ha-1のCdが供給され、排水、玄米の収穫、下方浸透により0.8 g ha-1のCdが持ち出され、土壌へのCd集積量は2.4 g ha-1であった。Cdの供給源として肥料の寄与が最も大きかったが、1年あたりのCd濃度の上昇分は0.0016mg kg-1と推定され、土壌中の全Cd濃度へ及ぼす影響は小さいことが分かった。これらの測定値をこれまでのデータベースに加え、Cdのフローモデルを作成した。その結果、Cd負荷はリン酸肥料に由来する部分が多いことから、リン酸施肥を適量に管理する必要性を営農管理指針として示した。 |
カテゴリ | 肥料 水田 施肥 大豆 データベース |