課題名 |
7)熱帯・亜熱帯水域の生物資源の持続的利用及び水産養殖技術の開発 |
課題番号 |
2006008639 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
国際農林水産業研究センター 水産領域
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協力分担関係 |
ベトナム・カント-大学
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研究期間 |
新規2006-2010 |
年度 |
2006 |
摘要 |
1) エビの成熟は、眼柄内の卵黄形成抑制ホルモン(VIH)により抑制的に制御されているが、その存在や作用機構は不明であった。眼柄内のサイナス腺から7種類のペプチドを単離し、新たに開発したエビ卵黄形成抑制活性測定法により、そのうちの6種類をVIHと同定するとともに、VIH活性の最も強い1種類のペプチドの構造を決定した(研究成果情報)。2) マングローブ汽水域で養殖種苗用に漁獲されるフエダイ類およびハタ類当歳魚の漁獲実態を標本船調査により初めて明らかにした。それぞれの漁獲量の季節変化、年間漁獲量の推定等、資源管理を行う上で貴重なデータが得られた。また、マングローブ域、および沿岸海域における魚類現存量把握のためのトロール調査を開始した。3) ラオスにおいて、新規養殖対象種を数種に絞り込むとともに、テナガエビ類の生物学的基礎調査を開始した。汽水域養殖研究では、様々な養殖池における底生生物群集構造の比較により、沿岸環境再生への基礎データが得られた。また、海藻類がエビ養殖水質浄化能力に優れることや、エビに餌料として利用されていることなどを明らかにし、エビと海藻の複合養殖システム構築に向けた有用なデータが得られた。
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カテゴリ |
亜熱帯
なす
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