(1)農業環境中における有害化学物質のリスク評価手法及びリスク管理技術の開発

課題名 (1)農業環境中における有害化学物質のリスク評価手法及びリスク管理技術の開発
課題番号 2006008625
研究機関名 農業環境技術研究所
研究分担 農業環境技術研究所 有機化学物質研究領域
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 農薬等の有機化学物質については、水田用農薬について親化合物のみならず代謝分解物も対象とした水田中濃度予測モデルを開発した。土壌中での有機塩素系農薬の消失速度は、物質の疎水性を示す特性値Kow と土壌中炭素含量に依存することを明らかにするとともに、これら農薬のわが国の農耕地における時系列での分布の解析・予測を行った。コガタシマトビケラを指標生物として各種殺虫剤に対する感受性の傾向を把握し、薬剤によってはOECD 指標生物であるミジンコ類と大きく感受性が異なることを明らかにした。ヘキサクロロベンゼン(HCB)を好気的に無機化できる細菌( Nocardioides sp.PD653)の単離・同定に世界で初めて成功した。高吸収植物(ズッキーニ)による、ディルドリン汚染土壌の修復効果をポットレベルで調べた結果、ズッキーニ栽培跡地土壌ではキュウリ幼植物のディルドリン吸収量が大きく低下することを示した。またカドミウム汚染土壌については、化学洗浄法を田面水の水深を深くして行うことでカドミウム除去率が向上することを現地で確認した。カドミウム低吸収性品種の検索を進め、ナスについて、トルバム種台木が他の台木に比べ3 割程度にナス果実カドミウム濃度を抑制することを明らかにした。
カテゴリ 病害虫 管理技術 きゅうり 水田 ズッキーニ 台木 なす 農薬 品種 薬剤

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