課題名 |
(1)多様性研究によるイネ遺伝資源の高度化と利用 |
課題番号 |
2006008600 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
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研究分担 |
農業生物資源研究所 QTL ゲノム育種研究センター
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研究期間 |
新規2006-2010 |
年度 |
2006 |
摘要 |
(1)コアコレクション47品種について1,502箇所の塩基配列の塩基配列解読を行った。イネの有効な連鎖不平衡範囲は約200kbと考えられた。(2)日本晴とコシヒカリのBILならびにコシヒカリを背景とするNonaBokraのCSSLを作出した。その他の組み合わせでは、戻し交雑ならびに個体選抜を行った。(3)Ehd2及びEhd3遺伝子を単離同定し、出穂期の調節ネットワーク上に位置づけた。またコシヒカリと日本晴の間で見出されたQTLの候補ゲノム領域を絞り込んだ。(4)第2及び第9染色体の根組織形態に関与するQTLsの位置と遺伝効果を再確認した。(5)第9染色体にBridzeの対立遺伝子がいもち病罹病性にする作用力の大きなQTLを検出した。(6)Pi21のRNAiによる発現抑制によって抵抗性が向上することを確認した。(7)ササニシキとハバタキの間で見出された穂発芽耐性QTLsのうち、第1染色体の短腕と長腕及び第3染色体上の3個のQTLsの存在を確認した。(8)2次枝梗数、一次枝梗数及び穂長に関与するQTLをササニシキの背景において集積その効果を確認した。(9)日本晴/コシヒカリにおける稈長に関するQTLを検出した。初期生育に関与するQTLを第5染色体上に位置づけた。(10)いもち病及び穂ばらみ期耐冷性の同質遺伝子系統作成を継続した。(11)SPAD値及び穂重を対象にしたゲノムシャッフリングにむけて、総当たり交配と形質評価を行った。(12)有用遺伝子探索ならびに品種育成のために、外部10研究機関ならびに1コンソーシアムとの連携を強化した。
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カテゴリ |
遺伝資源
いもち病
抵抗性
品種
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