(2)イネ及びイネ科作物のゲノムリソースの開発と利用

課題名 (2)イネ及びイネ科作物のゲノムリソースの開発と利用
課題番号 2006008601
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 農業生物資源研究所 植物ゲノム研究U
農業生物資源研究所 ゲノムリソースセンター
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)イネ完全長cDNAのうち新規な3,000クローンの配列解読を行った。(2)新規なオオムギ完全長cDNAライブラリーを構築し、このうち300,000クローンから36,000の代表クローンを選抜した。(3)栽培・野生イネコアコレクションの転移因子に基づいたゲノム系統分類を行った、また栽培化で起こった脱粒性遺伝子qSH1を単離して機能推定を行い、この変異が中国のジャポニカに起こったことを明らかにした。(4)植物タンパクをドメインの類似度を指標に分類したデータベースを作成した。(5)イネゲノムのセントロメア・テロメア難解読領域の構成の一部を明らかにした。(6)オオムギの二条・六条性を決める遺伝子vrs1を明らかにした。(7)コムギFT遺伝子のオーソログがコムギ植物内で機能することを形質転換によって証明した。(8)Tos17挿入部位の12,391件のシークエンスデータを取得し、データベースに入力した。在庫の少なくなった818系統の種子増殖を行った。Tos17データベースについては、挿入部位のグラフィカル表示機能の装備及び44Kアレイ解析アプリケーションを開発した。(9)約4,500系統(総計:約12,000系統)のFOX(過剰発現)イネ系統を作出し、生育状況を観察・調査した。FAIS由来のイネ完全長cDNAを用いた系統作出を開始した。スクリーニング用のT2後代種子を、4名の研究者に約7,000系統配布した。(10)新規なイネ完全長cDNA、2,235クローンのグリセロールストックを作成し、配布用DNA調製を行った。分譲業務においては、イネ完全長cDNAクローン:302件、2,037クローン、Tos17変異系統:115件、533系統(プロジェクト共同研究者用大量配布 15,796系統)、遺伝解析材料:23件、集団(BIL, CSSL等)21セット、個別20系統、親品種43系統を提供した。(11)研究支援については、マイクロアレイ解析支援に加え、Tilling解析による変異体スクリーニング支援を整備した。また、マイクロアレイ解析に影響を及ぼすTotalRNAの品質とサンプル採取方法を検討した。本年度、66組のアレイ解析支援を実施した。
カテゴリ 大麦 ストック データベース 品種

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