(1)イネの耐環境ストレス機構の解明と利用技術の開発

課題名 (1)イネの耐環境ストレス機構の解明と利用技術の開発
課題番号 2006008607
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 農業生物資源研究所 耐環境ストレス研究U
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)温室内での耐冷性検定条件を整えるとともに、qFLT-6の染色体領域の絞り込みを進め、候補領域を約53kbとした。(2)大部分の細胞が安定して深過冷却するシュロ葉では、細胞内因子と構造因子が関わることが分かった。ブロムグラス細胞の不凍活性の詳細な性質を解明し、これをもとに精製法の確立を進めた。氷核活性については、組織及び細胞内分布、季節変動、活性発現条件等の特性を明らかにした。(3)Na+排出不全変異体酵母の塩感受性を相補するイネK+チャネル遺伝子OsKAT1が細胞のイオンバランス維持と耐塩性に寄与することを明らかにした。酵母及びイネのABCトランスポーターが細胞の耐塩性に関与すること、またイネクロライドチャンネル遺伝子(OsCLC-1及び-2)が根の形態形成に関与することを示した。(4)イネの初期生育における耐乾性の検定システムを確立した。イネ・コアコレクションを用いた耐乾性のアソシエーション解析の結果、耐乾性と関連する3つのRFLPマーカーを見出した。(5)相補試験等によりカサラス由来の穂発芽耐性遺伝子Sdr4を同定した。さらに、Sdr4突然変異体の解析結果から日本晴型Sdr4にも発芽抑制機能があり、カサラス型はその抑制機能がより強いことが示された。
カテゴリ 季節変動

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