(3)イネの耐病性機構の解明と利用技術の開発

課題名 (3)イネの耐病性機構の解明と利用技術の開発
課題番号 2006008609
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 農業生物資源研究所 耐病性研究U
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)ほ場抵抗性遺伝子Pb1をほぼ確定し、遺伝子発現の特性を明らかにした。(2)ミュータントパネルの90%の系統から非親和性いもち病菌罹病性系統を選抜し、抵抗性遺伝子Pishを単離するとともにPish以外の遺伝子変異による罹病性系統を多数見出した。(3)強い劣性いもち病抵抗性を獲得した変異体を2系統選抜した。(4)抵抗性シグナル伝達を負に制御するPDK1-PIP1-OsPti1aのシグナル伝達経路の存在が示唆された)。(5)イネFOX系統シロイヌナズナから、細菌及び糸状菌抵抗性系統、サリチル酸感受性系統を多数選抜し、PR遺伝子の発現特性などにより分類した。また、イネへの導入による機能解析に着手した。(6)誘導抵抗性に関わる転写因子OsWRKY45の発現により、極めて強いいもち病抵抗性及び白葉枯病抵抗性がイネに付与されることを明らかにした。(7)OsWRKY45及びNH1のそれぞれの制御下にある遺伝子群をマイクロアレイ解析により選抜した。シグナル伝達経路の解析から、OsWRKY45が既知の経路に属しない新規の転写因子であり、新規の病害抵抗性シグナル伝達経路の存在が明らかになった。
カテゴリ いもち病 抵抗性 抵抗性遺伝子 病害抵抗性

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