(3)昆虫の生体防御機構の解明と利用技術の開発

課題名 (3)昆虫の生体防御機構の解明と利用技術の開発
課題番号 2006008612
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 農業生物資源研究所 生体防御研究U
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)大腸菌を用いたカイコ核多核体ウイルス(BmNPV)に対するカイコ抗ウイルスタンパク質(BmAVP)の大量発現系を構築し、その系を利用して得られたBmAVPを用いてN末端アミノ酸残基の翻訳後修飾を明らかにした。さらにBmAVPがウイルスの細胞に対する吸着を阻害することを明らかにした。一方、N末端アミノ酸残基の翻訳後修飾に関与すると思われる酵素(BmNTAN1)のcDNAをクローニングした。さらにカイコにBmNPV耐性を付与するため形質転換組換えカイコ(UAS-BmAVP)の作成を行った。(2)BmNPV感染によって引き起こされるカイコの遺伝子発現を調べるため生体防御に関係するヘモリン遺伝子の解析を行ったが、発現量の増加は見出されなかった。そのためマイクロアレイを利用した網羅的解析がなされ発現量が変動する候補因子を数多く同定し、その発現量を定量した。(3)昆虫抗微生物ペプチド、ディフェンシンを改変した合成ペプチドの細菌の膜破壊機構のモデルを提唱した。また改変ペプチドの抗生物質との併用による相乗効果と細菌の耐性獲得抑制効果を見いだした。さらに改変ペプチドのトリパノソーマ増殖阻害最小濃度を決定した。(4)種々の抗微生物ペプチドの殺菌活性を抑制するペプチド、P4Pを見いだした。また、それ自体は殺菌活性をもたないにもかかわらず、抗微生物ペプチドの殺菌活性を増強するペプチド、NP4Pを見いだした。
カテゴリ カイコ

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