(2)昆虫・昆虫間、昆虫・植物間相互作用の解明と利用技術の開発

課題名 (2)昆虫・昆虫間、昆虫・植物間相互作用の解明と利用技術の開発
課題番号 2006008616
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 農業生物資源研究所 昆虫ー昆虫・植物間相互作用研究U
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)ツマグロヨコバイから吸汁加害に関係すると思われる唾液腺特異的に発現する新規のラッカーゼ遺伝子をクローニングした。(2)トビイロウンカに対して抵抗性を示すイネの抵抗性遺伝子Bph21の候補領域を約10cMに絞り込んだ。また唾液腺ESTクローン解析で数種のクラスターを見出した。(3)クワ乳液中の糖類似アルカロイドは、エリサン消化管でsucroseの分解・吸収を阻害し、各組織で昆虫の血糖であるtrehaloseの代謝を阻害し、エリサンの成長を阻害することを明らかにした。(4)エリサン消化液中のプロテアーゼに抵抗性を示すクワ乳液中の新規タンパク質が、エリサンに対して顕著な成長阻害活性を持つことを明らかにした。(5)タイリクヒメハナカメムシのマイクロサテライトマーカーの遺伝子頻度解析により、市販されている生物農薬個体を野外個体群から識別することが可能となった。(6)蛍光プライマーを用いたPCRもしくはPCR-RFLPによって、カブリダニが捕食したハダニ種の識別を可能とし、カブリダニが野外で何を捕食しているかを実証することを可能とした。(7)アワヨトウ6齢幼虫の受傷組織と血球由来細胞から二つの連続継代性細胞系を樹立した。(8)ゴマダラカミキリの誘引物質は、植物から揮発する物質が体表に吸着されて獲得されることを証明した。(9)サムライアリは奴隷クロヤマアリと同一の体表炭化水素組成を示したが,この体表炭化水素は奴隷種から獲得したものと考えられた。(10)リュウキュウクロコガネの野外雌の集合は、フェロモン放出雌の周囲に雌他個体が順次着地して形成された。実験結果と合わせて、フェロモン放出量の少ない雌も集合に加わることによって雄を獲得するチャンスを増やしていると推定された。また、雌雄成虫の触角に数種の錐状感覚子と楯状感覚子が認められ、感覚子の受容細胞からフェロモンの応答が記録された。
カテゴリ 病害虫 あわ カメムシ 抵抗性 抵抗性遺伝子 農薬 フェロモン

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