(1)多様性研究によるイネ遺伝資源の高度化と利用

課題名 (1)多様性研究によるイネ遺伝資源の高度化と利用
課題番号 200709624
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 QTL ゲノム育種研究センター,(基盤)
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 1.近縁野生種を含む150種類の多様なイネ品種・系統について、1,548箇所の塩基配列データを得た。また検出されたSNP情報の公開用データベースのプロトタイプを作成した。2.コシヒカリ/NonaBokraのCSSLs及び日本晴/コシヒカリのBILsについて、イネゲノムリソースセンターを通じて分譲を開始した。日本晴とコシヒカリの染色体断片置換系統群の最終候補個体を選抜した。その他の組み合わせでは、戻し交雑ならびに個体選抜を行った。3.高能率SNP解析システムの構築を開始し、アジア栽培種のSNP解析アレイver2.0を作成した。4.日本晴とコシヒカリの出穂期の差を決定している2種類のQTL(Hd16 及びHd17)の候補遺伝子を特定した。5.第9染色体の根維管束(中心柱)の大きさに関与するQTLを単一遺伝子座としてマッピングした。さらに、深根性に関与するQTL、Dro1を単一遺伝子座としてマッピングした(図1)。6.いもち病ほ場抵抗性遺伝子Pi35(t)の候補遺伝子を特定した。Pi38(t) 及びPi39(t)については、候補ゲノム領域をそれぞれ110kb 及び120kb に限定した。Bridze由来の第9染色体上のいもち病罹病性関連QTLをマッピングした。7.NonaBokraの穂発芽耐性に関与するQTLを第6及び第8染色体上に検出した(図2)。コシヒカリの穂発芽耐性に関与するQTLを第3及び第8染色体上に検出した。8.日本晴/コシヒカリの組み合わせにおいて、第1染色体の稈長に関与するQTLの存在を確認し、その詳細なマッピングを開始した。9.コシヒカリの良食味に関与する第3染色体短腕上のQTLの候補ゲノム領域の絞り込みのための、組換え個体を選抜した。10.pi21座近傍の遺伝子型情報から、不良形質に関与するゲノム領域を特定した。11.3種類の耐冷性関連QTL、Ctb1/Ctb2, qFLT-6及びqCTB-8について、それぞれひとめぼれ背景のNIL候補となる組換え個体を選抜し、その後代を確保した。12.SPAD値(葉色)及び穂重をターゲットにした、ゲノムシャッフリングについては、それぞれ世代を進め、任意交配を行うとともに、選抜系統のSPAD値及び穂重を調査した。13.有用遺伝子探索ならびに品種育成のために、外部10研究機関ならびに1コンソーシアムとの連携を継続した。稲2品種の種苗登録出願を行った(関東HD2号:作物研究所と共同)、コシヒカリ富山BL7号:富山県農業技術センターと共同)。
カテゴリ 遺伝資源 いもち病 SNP解析 データベース 抵抗性遺伝子 品種 良食味

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