課題名 |
(1)安全性確保や有用物質生産に向けた組換え基盤技術の開発 |
課題番号 |
200709644 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
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研究分担 |
遺伝子組換え技術研究U,(植物)
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研究期間 |
2006-2010 |
年度 |
2007 |
摘要 |
ジーンターゲッティング1.イネカルス細胞から染色体標本を作製する手法を開発した。2.イネのジーンターゲッティング(GT)において、点変異導入型、プロモーター置換型、レポーター挿入型のベクター系を構築した。イネのGTにミスマッチ修復が関与することを示した。GT効率化に向け、姉妹染色分体交換の抑制に働くヘリカーゼを明らかにし、ジンクフィンガーヌクレアーゼのin vivoアッセイ系を確立した。3.非接触型超音波遺伝子導入装置を作成し、イネ種子への一過的な遺伝子導入を検出した。部位特異的組換え酵素の利用1.イネにおいて部位特異的に遺伝子を導入することに成功した。また部位特異的組換え酵素の時期・組織特異的発現により、マーカーの効率的除去を示唆する結果を得た。ジーンサイレンシングの制御1.サイレンシングを受ける内在性遺伝子がトランススプライシングを受けたRNAを産生していることを示した。2.OsSIRT4,OsMOM1b1の変異体のアレイ解析を行い、イネにおいて多数の内在性サイレンシングマーカー遺伝子候補を見出した。オルガネラ工学1.加工特性に優れたイネ変異体を玄米1粒で判別する方法、及びその変異体の米粉の利用法を開発した(図1)。安全性1.イネ葉緑体へ導入した遺伝子が次世代に遺伝することを示した。プロテアーゼ等の利用により、雄性不稔ブロッコリーを作成した。セイヨウナタネと在来ナタネの雑種の環境適応度は両親より低下していることが確認された。
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カテゴリ |
加工特性
なたね
ブロッコリー
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