| 課題名 | 受精卵移植およびクローン技術を用いた黒毛和種の産肉能力検定法の効率化 |
|---|---|
| 研究機関名 |
北海道立畜産試験場 |
| 研究分担 |
家畜生産部 育種科 |
| 研究期間 | H10~15 |
| 年度 | 2003 |
| 摘要 | 目的:本試験では受精卵移植技術を用いた産肉能力検定法を確立し検定期間の短縮化を図るとともに新しい技術であるクローン産子を用いた産肉能力検定法を検討し、検定法の効率化と精度の向上を図る。方法:1)受精卵移植を用いた産肉能力検定法の検討受精卵移植を用いた全兄弟検定と現行の検定方法である間接検定の成績を比較し、全兄弟検定による産肉能力評価法の有効性を検討する。 2)クローン産子の肥育成績の相似性の検討 (i)採取した受精卵を性判別し、雄と判定された胚3個を処理しクローン胚を作成する。(ii)作成した新鮮クローン胚を移植しクローン牛を生産する。(iii)生産したクローン牛を8~9か月齢まで育成し、間接検定に準じて約21か月齢まで肥育した後、肥育成績の相似性について検討する。 3)クローン種雄牛の受胎・生産状況 クローン牛を種雄牛として用いたときの繁殖成績および産子の状況を調査する。成績の概要:1)全兄弟検定と間接検定の比較 3頭以上の調査牛をもつセットの全兄弟検定成績と期待育種価を比較したところ、相関係数が0.41となった。4頭以上のセットの成績と期待育種価では0.62であった。2)クローン産子の肥育成績の相似性の検討 (i)全兄弟とクローンでセット内のばらつきを比較したところ、日増体量については全兄弟よりもセット内のばらつきが小さかった。最重要形質である脂肪交雑については各セットの範囲は、最大でも評価基準12段階中の1段階であり、全兄弟に比較して各セット内のばらつきが極めて小さかった。(ii)肉の理化学性状を調査したところ、各セット内のばらつきは、水分割合、脂肪割合、クッキングロスで全兄弟検定より小さかった。3)クローン種雄牛の受胎・生産状況クローン種雄牛の受胎率を調査したところ、447Hの受胎率は1年目が67%であったが、2、3年目は100%であり、繁殖能力に異常は見られなかった。470Kも同様であった。生産子牛には外見上特に異常はなく、生時体重も通常の範囲であった。 |
| 研究対象 | 肉用牛 |
| 戦略 | 畜産 |
| 専門 | 牛 |
| 部門 | 育種 |
| カテゴリ | 育種 受精卵移植 肉牛 繁殖性改善 評価基準 評価法 |