牛のDNAマーカー育種技術の開発

課題名 牛のDNAマーカー育種技術の開発
研究機関名 北海道立畜産試験場
研究分担 家畜生産部
育種科
研究期間 H12~16
年度 2003
摘要 目的:小型ピロプラズマ病抵抗性および産肉形質に関するQTL(量的形質遺伝子座)領域を明らかにし、DNAマーカー育種技術を確立する。方法:1)小型ピロプラズマ病抵抗性の検討 F1種雄牛を父牛とするバッククロス(BC)子牛半兄弟3家系について品種由来判定可能なマイクロサテライトマーカー約400個を用いてTheileria sergenti(TS)寄生率および血液性状に関する連鎖解析を行った。分析した形質は試験期間中の平均寄生率、最高寄生率、最低赤血球数および最低Ht値であり、それぞれの形質は年度ごとに標準化し分析に用いた。2)産肉形質の検討 田尻系種雄牛32頭について脂肪交雑と枝肉重量のQTL候補領域が存在する3本の染色体上の175個のマーカー型判定を行った。このうち種雄牛Fの後代牛273頭についてヘテロマーカー70個を用いて、枝肉成績および画像解析データ(脂肪面積比、ロース芯の複雑さ等)に関する連鎖解析を行った。またホクレン十勝枝肉市場に上場された肥育牛3880頭の枝肉より脂肪サンプルを採取し、併せて枝肉成績と血統情報を収集した。成績の概要:1)小型ピロプラズマ病抵抗性の検討 TS寄生率に対しては家系により異なる染色体上に有意な領域が検出されたが、最低赤血球数と最低Ht値については二つの家系で共通の領域に有意な連鎖が認められた。いずれの領域においても黒毛和種由来のハプロタイプを持つ子牛がヘレフォード由来のハプロタイプを持つ子牛より抵抗性が高かった。2)産肉形質の検討 枝肉重量とロース芯面積について、同じ染色体に有意なマーカー領域が検出され、ハプロタイプの効果は枝肉重量で15kg、ロース芯面積では3cm2であった。種雄牛Fは脂肪交雑の候補領域のマーカーA・Bがともにホモであり、マーカーAにおいては種雄牛Fと同じホモタイプの肥育牛の方がBMS No.が高かった
研究対象 肉用牛
戦略 畜産
専門 牛
部門 育種
カテゴリ 育種 DNAマーカー 抵抗性 肉牛 品種

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