(6)寒地中規模酪農における集約放牧技術の確立 1)放牧草の嗜好性を左右する要因の解明と改善技術の開発

課題名 (6)寒地中規模酪農における集約放牧技術の確立 1)放牧草の嗜好性を左右する要因の解明と改善技術の開発
研究機関名 北海道立畜産試験場
研究分担 環境草地部草地飼料科
研究期間 H15~17
年度 2003
摘要 目的:放牧草の嗜好性を左右する要因を整理し、嗜好性の良い放牧草地の管理方法についての情報を提供する。本年度は放牧実施農家圃場の調査を行い、嗜好性に影響を及ぼしている要因(成分)を調べるとともに、窒素施肥量の違いが嗜好性に及ぼす影響を検討した。方法:(1)放牧実施農家圃場における調査十勝管内の放牧酪農家12戸を視察、聞き取り調査を行った。このうち牧区によって嗜好性に差があると報告を受けた5戸の放牧草を分析し、嗜好性との関連を調べた。(2)窒素施肥量の違いが嗜好性に及ぼす影響チモシー主体模擬放牧草地を供試し、窒素(N)施用水準を変えて、一対比較法による嗜好性の比較試験を行った。N施用水準は糞尿+化学肥料相当量(N5.2kg/10a)の標N区と糞尿相当分のみ(N2.4kg/10a)の少N区の2水準とした。( 処理時期:03/08/31、 試験時期:1回目;03/9/24、2回目;03/9/27、3回目;03/11/07)成績の概要: (1)放牧実施農家圃場の放牧草中成分含量と嗜好性との関連は、嗜好性の高い牧区で総繊維含量(NDFおよびOCW)が少なく、水溶性糖類含量(WSC)が多かった。総繊維は生育に伴い増加するため、採食の程度により影響を受ける。採食の結果繊維含量に差がついたのか、繊維含量に差があったため嗜好性に差がついたのか、今後見極めが必要である。 (2)窒素施肥量の違いが嗜好性に及ぼす影響試験においては、乳牛は少N区の牧草をよく選択した。両区の牧草中成分含量に差は認められないが、少N区でマメ科率が高かったため、植生の影響が表れたと推測される。
研究対象 牧草
戦略 畜産
専門 草地・飼料作
部門 栽培整理
カテゴリ 肥料 寒地 施肥 乳牛 放牧技術

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