課題名 | 畑作・酪農間における飼料作物の受委託生産の経営的評価と成立条件(226040)-飼料用とうもろこし早期収穫のための栽培法- |
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研究機関名 |
北海道立畜産試験場 |
研究分担 |
環境草地部草地飼料科 |
研究期間 | H14~16 |
年度 | 2003 |
摘要 | 目的:飼料用とうもろこし早期収穫のためのマルチ栽培による生育促進効果を明らかにする。方法:供試品種:早生群3品種「エマ」、「ノルダ」、「ディアHT」 試験処理:マルチ有、マルチ無(対照区) 試験区構成:1区11.25m2、分割区法3反復、 耕種概要:5月2日播種、栽植本数:8602本/m2、株間15cm、畦幅:77.5cm 施肥量(N-P2O5-K2O):10-18-11 kg/10a、堆肥 3t/10a 収穫期:9月5日、9月12日、9月19日、9月26日成績の概要:対照区(無マルチ)に比較したマルチ区の3品種平均の概要は以下のとおりである。 発芽期は6日早く、初期生育まさった。絹糸抽出期は6~8日早かった。黄熟初期に達する時期はマルチ区では「エマ」が9月中旬、「ディアHT」が9月下旬で、対照区に比べ10日程度早かった。雌穂乾物率はマルチ区が対照区に比べ7~10%程度高く、総体の乾物率は1.7~3.2%高かった。マルチ区乾総重の対照区比は 9月上~下旬収穫で130%程度、10月上旬収穫で111%であった。部位別にみると、茎葉に比べ雌穂で増収程度 が大きかった。早期収穫を前提とした、マルチ区の9月中旬の収量は対照区の10月上旬の収量と同程度であった。個々の品種別にみた、概要は以下の通りであるマルチ区の黄熟期は早-早の「エマ」が9月中旬、早-中の「ノルダ」が9月下旬、早の晩「ディアHT]が10月上旬で、各品種ともマルチ設置により10日程度の熟度促進効果がみられた。以上から、9月中旬までの早期収穫は早-早品種にマルチを行うことで可能であった。 |
研究対象 | 飼料作物 |
戦略 | 畜産 |
専門 | 草地・飼料作 |
部門 | 栽培整理 |
カテゴリ | 経営管理 飼料作物 飼料用作物 施肥 とうもろこし 乳牛 播種 品種 |