寒地における飼料イネの特性評価と栽培管理技術の開発

課題名 寒地における飼料イネの特性評価と栽培管理技術の開発
研究機関名 北海道立畜産試験場
研究分担 環境草地部草地飼料科
研究期間 H15~17
年度 2003
摘要 目的: 高乾物生産能力をもつ寒地イネ品種を選択し、飼料成分および消化性などの特性評価を行い、その肥培管理技術を確立する。畜試では飼料成分分析を担当方法:1)北海道の主要な品種および育成系統、計9品種・系統を湛水直播の施肥水準2(N=8~16kg/10a)で栽培し、乾物収量とTDN収量を調査する。また、移植標肥栽培の乾物収量を参考として比較する。2)(1)籾(粳・糯品種,割れ籾品種)の消化性を評価する。全重収量が高い多肥区の9品種について分析を行う。分析項目:CP、ADF、NDF、OCW、Oa、Obなど (2)茎葉の消化性評価乾物収量が高い多肥区の9品種について分析を行う。分析項目:CP、ADF、NDF、OCW、Oa、Ob、ケイ酸、他 3)落水時期を出穂期、出穂後7日、14日の3回として収穫時の泥の付着など品質への影響を調査する。また、同一圃場における土壌水分の差異が収穫時の泥の付着量に及ぼす影響を検討する。成績の概要:1)TDN=-5.45+0.89×(OCC+OA)+0.45×OCWで求められるTDN含有率は、穂で70%、茎葉で50%で、それらの品種間差異は小さかった。2)TDN含有率はOCW、Ob、C.Ash含有率と負の相関関係、OaとOCC含有率とは正の相関関係があった。また、穂のOCW、Ob、C.Ashおよび茎葉のOa、OCC、C.Ash含有率において品種間差異がみられた。3)TDN収量は、直播栽培の多肥区で最も高い「札系02074」が812kg/10a 、同区の9品種平均で724kg/10aであった。
研究対象 飼料作物
戦略 畜産
専門 草地・飼料作
部門 栽培整理
カテゴリ 寒地 栽培技術 直播栽培 飼料作物 施肥 肥培管理 品種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる