課題名 | 経膣採卵・体外授精技術を活用した受精卵安定生産技術の開発 |
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研究機関名 |
青森県農林総合研究センター畜産試験場 |
研究分担 |
繁殖技術研究部 |
研究期間 | 継H14~16 |
年度 | 2003 |
摘要 | 目的:優良雌牛からの採卵は、ホルモン剤に対する反応性に個体差が大きいことや、年間の過剰排卵処理回数に限度があることが、優良供核卵の安定確保を妨げる要因となっている。また、通常の過排卵-採卵の際にホルモン剤に反応性の低いドナーからの採卵や、32細胞期など若いステージの受精卵に適した凍結技術など未解決の課題を検討する。計画:(i)経膣採卵手法を活用した体外受精卵の作出技術(14~16年)、(ii)超急速凍結法による経膣採卵由来体外受精卵の凍結技術(14~16年)、(iii)体外受精卵を供核卵としたクローン受精卵作出技術(14~16年)。期待される成果:直接生体(卵巣)から卵子を採取する経膣採卵技術と、体外授精で得られた受精卵の凍結技術を開発して、優良供核卵の確保、クローン牛の安定生産、核移植技術の実用化、及び生産現場で求められる優良受精卵の安定確保などを図る。得られた成果:採卵卵子の培養技術の向上を図るため、と場卵巣由来の未成熟裸化卵子を用いて検討した結果、ピルビン酸ナトリウム添加培地を用いて培養したところ、胚盤胞への発生率が高まった、また、経膣採卵の至適吸引圧の設定を検討した結果、採卵率(回収卵子数/吸引卵胞数)において、90mmHgが至適であった。なお、吸引圧を110mmHgに高めると、採卵率は変わらずに裸化率が高くなる傾向が認められた。成果の受け渡し先:受精卵移植技術者・農家 |
研究対象 | 牛 |
戦略 | 畜産 |
専門 | 繁殖 |
部門 | 牛 |
カテゴリ | 過排卵 受精卵移植 繁殖性改善 |