課題名 |
農薬簡易分析法を活用した農産物の安全性評価技術の確立 |
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所
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研究分担 |
園芸環境部
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研究期間 |
完H13~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
イムノアッセイ(免疫化学測定法)は簡便で迅速、かつ高感度に分析できるため、生産現場での残留農薬分析にも適用できる可能性がある。しかし、環境試料とは異なり、農産物の分析には解決すべき多くの問題点があることから、残留農薬の簡易分析を生産現場で実施できる技術を開発する。 本県の主要農産物数種類について作物に適した簡易分析法及び分析精度を確認する。現地での分析の操作性等を考慮して、抽出および判定方法の簡便化を検討する。残留農薬簡易分析法を利用した農産物安全性評価技術の開発。 有機農産物認証制度における確認調査に利用することができるとともに、消費者の農産物の安全性に対する期待に応えられる。生産段階で残留農薬分析を行い、その結果に基づいて生産者に対して農薬安全使用の啓発を実施することで、適正な農薬散布に対する認識が高まる。生産現場で安全性の確認、評価を行うことで、裏付けをもった安全性確認を行っている産地として、本県生産の農産物と他の産地との差別化を図ることができる。 アセタミプリドキットは農作物抽出液の影響をほとんど受けないこと、メタラキシルキットは低希釈倍率で抽出液の影響を受けやすく、特にイチゴ、玄米抽出液の影響が大きいことを明らかにした。 主にホウレンソウ、イチゴ、玄米について妨害要因の回避方法の検討を行い、それぞれの作物測定時の処理方法を開発した。 米抽出液による妨害回避方法の検討。スクリーニングに用いる程度の回避はできたが、定量を行うにはさらに詳細な検討が必要である。抽出方法の簡便化について、薬剤および散布方法が異なる場合に適用できるか検討が必要。他キットについての検討。生産現場へ導入された場合の技術的フォローの方法についての検討。生産現場における簡易分析の運用方法についての検討。 生産地で実施できる残留農薬の出荷前検査法(普及技術)
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研究対象 |
共通
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戦略 |
環境、食品
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専門 |
環境
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部門 |
共通
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カテゴリ |
病害虫
有機農産物
いちご
出荷調整
農薬
評価法
ほうれんそう
薬剤
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