課題名 |
転作田における8、9月出しギクの高収益・省力作業体系の確立 |
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所
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研究分担 |
情報経営部
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研究期間 |
新H16~18 |
年度 |
2003 |
摘要 |
キクの需要が高まる8、9月(盆・彼岸)は、県産品の仙台市場占有率は輪ギクで各々57、64%、小ギクで16、13%と低いが、価格が安定しており、高収益につながる可能性が高く、市場から作付け拡大の要望が多い。 本県のキク生産は施設を利用した周年出荷を行っており、現行の栽培者では作付面積の拡大は困難である。一方水稲請負等を行っている担い手集団は、数種の機械を所有しており、露地における省力化栽培を導入しやすい基盤をもっている。また、5~9月の露地ギク栽培期間に、労力に余裕がある。 そこで、転作田における8、9出しギク栽培について高収益・省力化の面から技術体系を確立し、花き振興を図るとともに、水稲担い手集団の所得の向上・経営の安定化を図る。 露地ではほとんど行われていない直挿し技術を早期発根処理法をからめて、技術を開発する。直挿し時期やエスレル処理時期等により需要期出荷が可能となる作期調整技術の検討を行う。開発した採穂台車を活用した直挿し機の開発。また、除草剤の散布や中耕時期の違いによる雑草の発生状況、ブームスプレーヤーでの薬剤散布の効果等を調査する。省力作業体系により栽培されたキクの出荷先別販売の可能性を考慮し、直売所での販売時期や状況、及び消費者の意向を調査し、市場出荷との体系を検討する。 露地におけるキクの直挿し栽培技術及び省力作業体系が確立し、露地及び転作田の有効利用が図られ、土地利用型経営体の経営が安定化する。(水田営農確立の1手段) 露地ギクの産地形成により8、9月の県内市場出荷が安定化する。(花き振興)
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研究対象 |
キク
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戦略 |
園芸、農業機械開発改良
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専門 |
農業機械
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部門 |
花き
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カテゴリ |
病害虫
機械開発
きく
経営管理
栽培技術
雑草
出荷調整
省力化
省力作業体系
除草剤
水田
薬剤
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