課題名 |
飼料用イネ作付体系に適した低硝酸態窒素含量イタリアンライグラスの育成 |
研究機関名 |
茨城県畜産センター
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研究分担 |
飼料研
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研究期間 |
継H15~17 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:飼料用イネ栽培体系では、冬作への堆肥投入が多くなり、冬作物の植物体中に家畜に有害な硝酸態窒素(NO3-N)が蓄積しやすくなる。本課題では早生低NO3-Nイタリアンライグラス系統についてNO3-N含量および収量性による選抜を進め、また飼料イネ作付により適した極早生イタリアンライグラスについてもNO3-N含量による選抜を実施し、夏作飼料用イネと冬作イタリアンライグラスの生産体系の確立を図る。方法: <早生> 供試品種系統:低NO3-N選抜系統(18系統)、ワセアオバ(低NO3-N含量標準品種)、ニオウダチ(耐倒伏性標準品種)。2002年10月17日に播種し、1番草を2003年4月23日、2番草を同5月27日に刈取った。<極早生>選抜系統後代301個体について幼植物による選抜を行った。2003年12月4日に発芽種子をセルトレイに定植、2004年1月11日および19日に刈取った。成果:<早生>選抜系統の多くは乾物収量、乾物率ともにワセアオバ、ニオウダチのそれより高く、ワセアオバよりもNO3-N含量が低かった。また、耐倒伏性は、概ねワセアオバより優れ、ニオウダチと同等以上のものもみられた。1、2番草ともにNO3-N含量が低く、収量性、耐倒伏性も悪くない系統(番号28,56,68)の種子を混合して系統番号を付し(友系29号)、現在採種用個体を隔離圃場にて栽培中である。 <極早生>幼植物のNO3-N含量の低いもの18個体を選抜した。現在多交配中である。
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研究対象 |
乳肉用牛
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戦略 |
作物育種
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専門 |
育種
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部門 |
草地飼料作
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カテゴリ |
育種
イタリアンライグラス
栽培技術
栽培体系
飼料用作物
肉牛
播種
品種
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