要約 生イグサの乾燥温度を55℃の定温で行うことにより、慣行の乾燥温度70℃に比べ部分変色茎が10~30%減少し、摩耗強度は10%程度強く、引っ張り強度は約5%強化される。乾燥時間は慣行より1~2時間長くなるもの...
要約 イグサの茎数調査は、穀粒自動計数機の試料送り部の調整金具をイグサ茎が1本だけ通過できるように調節し、送り速度を10に、イグサ茎を20mmに切断することにより、誤差-1.1~0%の範囲内で軽労・省力的に行...
要約 いぐさ品種「ひのみどり」に適する染土液は、淡路地方産の染土と「ひのみどり」用に開発された備後地方産染土を同量使用したものが最も良好であり、その適正な染土液濃度は、縦水切りで28~30Bh,横水切りで2...
要約 無染土畳表には「いそなみ」より部分変色茎が少なく色調で優る「筑後みどり」が適する。無染土いぐさの退色は染土を拭き取った泥染めいぐさと差がない。無染土いぐさはかし後製織できるまでの時間が長く、製...
要約 八代平野のイグサ田における蒸発散量は、移植後の1月で0~2mm/day、収穫前の7月で最大8~9mm/dayである。イグサの作物係数は生育期全般で0.58~0.88程度である。 キーワード 蒸発散、イグサ、作物係数 背景...
要約 無染土染色いぐさは泥染め染色いぐさより色調が明るく、鮮やかさに優れ花莚に適する。反応染料で染色した花莚は無染土と泥染めとの好みの差が小さく塩基性染料より適する。無染土染色いぐさは泥染め染色いぐ...
要約 農業用水路に21種類の水生植物などを植栽し、収穫期まで栽培できた9種類の植物体の窒素をケルダール法により分析した結果、シュロガヤツリ、パピルスが用水中の窒素を多量に吸収していて、これらの植物体は...
要約 いぐさ「ひのみどり」は「せとなみ」よりも多収で、茎の太さが細く、変色茎の発生が少ない。「ひのみどり」を、本県の瀬戸内沿岸の温暖地域向け奨励品種に採用する。 キーワード ひのみどり、多収、茎の太さ...
要約 原草の品質評価項目としては茎の太さの揃いと硬度が重要視される。品質評価値3以上を得るための目標値は、根元部の茎の太さの変動係数が10%以下、根元部の硬度が65%以上である。福岡県農業総合試験場・筑後...
要約 いぐさ品種「筑後みどり」の7月刈では7月15日刈栽培の5月下旬出芽茎が出芽後5週目以後の伸長量が「いそなみ」より大きく、収穫時の茎長が長く、先枯長は短い。また、7月15日刈栽培は7月1日刈栽培に比べて茎...
要約 いぐさ茎の挫折荷重をレオメーターを利用して測定する方法を開発した。開発した方法は挫折荷重を迅速簡便に測定できるので、育種選抜や遺伝資源などの物理特性調査で利用できる。熊本県農業研究センター・い...
イグサポット苗機械移植における移植適期及び新品種「筑後みどり」の適応性
要約 イグサのポット苗機械移植は7月刈栽培では11月中旬の本田移植で、初期生育の遅れが少なく、5月の「長い」出芽期の生育量が多くなり収量が安定する。「筑後みどり」は5月下旬の生育量が多い特性をもつため、...
要約 分光測色計で測定した束状の原草の中央部色調は、畳表の中央部色調と明らかに異なり、暗く、緑味が濃く、黄味が淡く、鮮やかさが鈍い。各色の指数において原草と畳表の間に高い相関が認められ、回帰式を用い...
要約 いぐさ加工労働時間の削減を目的に開発された高速畳表織機は、織機主軸の回転数が180rpmで織り傷が少なく畳表の評価も高い。しかし、軟らかいいぐさは180rpmを越えると織り傷が増加する。インバータ仕様によ...
要約 「イグサ研究資料集(日本作物学会第194回講演会、1992年)」の研究文献一覧に最近の文献などを追加し、収集した文献を画像データベース化した。画像データベース化した文献は、パーソナルコンピュータでの...
要約 イグサを8.000Paで1分間減圧後に反応染料の染色液を注入して浸漬し常圧で加温すると、未染色茎の発生がなくなる。減圧後の染色は温度が高く浸漬時間が長いほど濃く染まり、染色温度が摂氏70度で1時間浸漬...
要約
イグサ連作田におけるソルゴーのすき込みによるイグサの収量および品質向上
要約 イグサ―休閑体系の連作田において、イグサの後にソルゴーを無肥料で栽培し出穂前にすき込むと、後作イグサの収量及び品質が向上する。 背景・ねらい 近年、イグサ作は、収量低下及び老熟に伴う部分変色茎の...
イグサ―水稲連作田における堆肥施用と深耕によるイグサの品質向上
要約 イグサ―水稲の連作田において、イグサ植付前におがくず入り牛糞堆肥を10a当たり2t施用すると2年目からは作土中の腐植含量が高くなるため増収し、品質が向上する。同時に深耕を行うとイグサの下層根が多く、...
反応染料を使用したイグサ染色廃液の活性汚泥による浄化及び脱色処理
背景・ねらい 反応染料で染色したイグサは塩基性染料に比べて日光堅ろう度及び摩擦堅ろう度が強いため、花莚以外にカラー畳など多様な製品への利用が期待できる。したがって、今後反応染料の使用量は増加するもの...