ヤマイモキチナーゼ遺伝子導入によるキクの白さび病抵抗性の増強
要約 キク「秀芳の力」にヤマイモキチナーゼ遺伝子を導入した形質転換体の中から、ヤマイモキチナーゼの発現量が高く、白さび病に強い抵抗性を示す系統を選抜した。 キーワード キク、ヤマイモキチナーゼ、形質転...
防根シートを用いた根域制限法によるブドウ「ピオーネ」の着色促進
要約 埋め込んだ防根シートで囲った土量530~1800Lの根域に大粒ブドウ「ピオーネ」を栽植すると、果皮の着色促進が図れる。最小土量の530Lでは、濃紫黒色の果房が最大約90%を占めるとともに、収穫期が最大10日...
要約 やや小輪、鮮紫ピンクでセミダブルタイプの秋ギク型スプレーギク新品種「ロゼページェント」を育成した。この品種は到花週数が低温期で7~8週で、宮城県の気象条件に適し、無摘心による周年栽培が可能であ...
要約 沖縄県でのシンテッポウユリの早期出荷の品種は「オーガスタ」「雷山1号」が適し、露地生産も可能である。また、摂氏10度、15日間の吸水種子と摂氏10度、30日間の苗の低温処理、4時間の暗期中断による長日処...
花き類INSVはミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマが媒介する
要約 国内におけるインパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)の媒介種はミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマである。特にミカンキイロアザミウマの媒介能力は雌雄とも個体群の違いに関...
花き類INSVはミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマが媒介する
要約 国内におけるインパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)の媒介種はミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマである。特にミカンキイロアザミウマの媒介能力は雌雄とも個体群の違いに関...
ヒマワリ「サンリッチオレンジ」の短日処理、移植栽培による品質向上技術
要約 ヒマワリ「サンリッチオレンジ」は短日処理によって、草丈が抑制され、茎が細くなり、品質が向上する。また到花日数が1~2週間程度短縮される。本葉2枚が展葉するまでセル成型トレイで育苗した苗の移植栽...
要約 マリーゴールド、ニチニチソウは明期開始前後、明期終了前後3時間の30℃昇温処理で生育が促進する。マリーゴールドにおいては明期終了後30℃、3時間の昇温処理で出らい日数が短縮する。 キーワード マリーゴー...
要約 国内では発生が認められていなかったカーネーションうどんこ病が、高知、長野、宮城県で発生した。本病害の発生には品種間差異が認められ、また、セキチク等、他のナデシコ属植物にも感染が確認された。 キ...
要約 キクの施設栽培における細霧噴霧装置による無人防除は、アブラムシ類に対する防除効果は手散布防除と同等である。また、ハダニ類に対しては手散布防除に比べて防除効果が十分でないが、施設内での手散布防除...
要約 無核化栽培された「紫玉」は、「巨峰」に比べ糖度が高く、着色が良好で「巨峰」より20日程度早く収穫できる。また、1房450~500gの果実生産が可能であり、10a当たり収量は1.7t程度である。 背景・ねらい 佐...
要約 カーネーション栽培ハウスでは土壌のNO3-Nが高く維持されており、暗渠排水中にも高い濃度のNO3-Nの流出が認められた。また、作土中のNO3-Nが高いレベルではカーネーションの生育および品質が低下した。花き...
無花粉アジアティック系ユリ新品種候補系統「AL-1号」の育成
要約 アジアティック系ユリ新品種候補系統「AL-1号」は「モンブラン」に「アポロ」交雑して育成した無花粉のユリである。花色は白で、小輪、多花性の上向き咲き、花梗長は短くコンパクトな花房となり、花弁離脱が...
除湿機を用いたトルコギキョウ、スターチス灰色かび病の発病軽減と省農薬防除
要約 トルコギキョウまたはスターチス栽培施設において、除湿機を利用すると花梗部分の灰色かび病発病抑制効果が高く、発病軽減効果がある。また、除湿機と薬剤防除を組み会わせることにより、効率的及び効果的防...
露地季咲き栽培用の鮮やかな紫桃色中輪系スプレーギク新品種「モモカ」
要約 スプレーギク「モモカ」は、10月下旬咲きで、花弁が紫桃色で、管状花部分が緑色のコントラストのよい中輪系スプレーギクである。白さび病に強く、露地栽培でも二次側蕾の発生が少なく、花房型が乱れにくい。...
露地季咲き栽培用の小輪多花性スプレーギク新品種「レッドポイント」
要約 スプレーギク「レッドポイント」は、10月下旬咲きで白さび病に強く、花色が白地に赤褐色心をした丁字咲きで多花性の小輪系品種である。用途は主に家庭消費向けである。栽培適応地域は平坦から中山間までで、...
シンテッポウユリ×スカシユリの切り花用新品種「若狭の歌姫」、「若狭の舞姫」
要約 小球開花性の品種育成を目標に、胚培養によって「若狭の歌姫」「若狭の舞姫」を育成した。これらの品種はシンテッポウユリとスカシユリの種間雑種で、球根養成1年で開花し、年内定植の無加温施設栽培によっ...
要約 キク栽培における配管式無人防除装置3機種の散布特性を比較すると、側方から散布するアクアウイングが葉表、葉裏とも薬剤付着が良好である。多目的細霧システムは、配管下と配管間の畝とで散布量に差が生じ...
要約 夏秋ギク品種「精雲」から栄養系選抜を行った系統「96-2」は、電照抑制7~8月出し栽培で在来系統よりも開花が早く、切り花長が長く、切り花品質が優れる。花は抱え咲きで厚みがあり、花形もよい。福岡県農業...
要約 養水分を土壌に間欠ドリップで施用する養液土耕法で、カーネーションの栽培をすると、従来の土耕栽培よりも減肥が可能になる。また、施肥量調節の目安となる簡易栄養診断法による診断基準値も確立した。 背...