暖冬でも出穂期が過度に早進しにくい多収の精麦用六条大麦新品種「さわゆたか」
要約 「さわゆたか」は並性の皮性六条大麦で、秋播性と晩生型の日長反応性遺伝子を持つため、暖冬でも出穂期が過度に早進しにくい。凍霜害が発生しやすい地域でも安定して多収性を発揮する。 キーワード オオムギ...
要約 コムギの粒数(種子数)は、収量に直結する要因である。量的遺伝子座解析の結果、コムギの粒数を制御する遺伝的制御因子が、オオムギの六条性遺伝子Vrs1の同祖遺伝子であることが判明した。この遺伝...
要約 生物研などが参加した国際コンソーシアムは、イネゲノムの40倍もあるコムギゲノムの塩基配列の概要を明らかにし、コムギの様々な特徴を決定する遺伝子を約12万個見出した。これにより、農業上有用な特性に関...
要約 オオムギの完全長cDNA塩基配列情報を利用して、オオムギゲノムに存在する26,159遺伝子の構造を決定した。本情報は、農業上有用な遺伝子の同定を可能にし、オオムギの品種改良に役立つ。 キーワード オオムギ...
葉枯病の不稔粒が少ない中生多収性のはとむぎ新品種候補「九州3号」
要約 はとむぎ「九州3号」は熟期が中生で関東以南の栽培地域に適する。耐倒伏性が強く、着粒数が多くて多収である。葉枯病には強く、葉枯病に起因する不稔粒の発生が少ない。製茶加工適性はよい。 キーワード ハ...
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
大粒で収量が多く醸造適性の優れる二条大麦新品種「サチホゴールデン」
要約 二条大麦新品種「サチホゴールデン」は、早生で千粒重が大きく整粒歩合が高く多収である。オオムギ縞萎縮病ウイルス系統Ⅰ~Ⅲ型及びうどんこ病に抵抗性である。麦芽エキス及びジアスターゼ力が高く麦芽品質は...
要約 大麦新品種「さやかぜ」は、オオムギ縞萎縮病Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ型に抵抗性を有する、渦性の六条皮麦である。短強稈で、耐倒伏性に優れ、多収の中生種である。麦茶用、精麦(押麦)用に適する。群馬県で奨励品種(認定...
要約 小麦4品種について、登熟過程における子実肥大及び成熟期間の品種間差異を気象要素との関係から明らかにした。多収性と早熟性に優れる小麦新品種「あやひかり」は豊富な日射と乾燥土壌条件において、それら...
要約 大麦の基肥は、耕起前の散布によって土壌全層に施用するのに比較し、播種(覆土)後に散布(表面施用)する方が、茎立期以降の生長が旺盛になり肥料の利用効率が高い。 背景・ねらい 麦作は流通体制の変化や...
要約 大麦の種子に対してアジ化ナトリウムを変異原とする突然変異処理を行い,単因子・不完全優性の半矮性突然変異遺伝子を得た。この半矮性突然変異遺伝子は優れた農業特性を示し,F1品種の育成に有用である。 背...
要約 オオムギ縞萎縮病抵抗性を有し、栽培性、醸造適性に優れた「きぬか二条」の栽培法を明らかにした。播種期は11月上旬から中旬、播種様式は条播が適する。播種量は0.7kg/a、施肥量は全量基肥0.9kg/aで安定多収...
要約 早生・多収、耐倒伏性などの栽培特性に優れ、大麦縞萎縮病とうどんこ病に複合抵抗性を持ち、ビール醸造用麦芽品質の優れる二条大麦品種「タカホゴールデン」を育成した。 背景・ねらい ビール麦は収量性...
要約 早生・多収、耐倒伏性などの栽培特性に優れ、大麦縞萎縮病とうどんこ病に複合抵抗性を持ち、ビール醸造用麦芽品質の優れる二条大麦品種「タカホゴールデン」を育成した。 背景・ねらい ビール麦は収量性...
要約 「あきたっこ」はキタカミコムギより2~3日早生で、耐雪性が優れ、子実収量は標準栽培、ドリル播栽培、晩播栽培ともにやや多収である。また、キタカミコムギより外観上の品質と製粉特性は優れる。 背景・ね...
成果の内容・特徴