要約 収穫後早い時期に麦類種子の発芽率調査を行うには、休眠が深い場合(収穫後1ヶ月未満の「イチバンボシ」)は1%過酸化水素水処理、休眠が浅い場合(収穫後1ヶ月未満の「さぬきの夢2000」など)は5℃低温...
要約 成熟期1日後に小麦の穀粒水分は31~36%になり、損傷粒の割合が1%程度と少なく、収穫可能になる。ハイブリッド乾燥システムは、このような高水分小麦を穀粒水分28%までは主に除湿空気で乾燥し、以後、熱風...
要約 小麦を循環させながら紫外線を照射することにより、品質に大きな影響を与えることなく、小麦表面付着菌を殺菌することができる。また、紫外線照射部に二酸化チタンを塗布することにより、殺菌時間が短縮でき...
要約 脱皮した大豆を蒸気で加熱して酵素を失活させた後、乾燥・粉砕したものをパン生地に添加することで、青くさみがなくパン本来の香味を有する大豆入りパンを製造することができる。 キーワード 大豆、加熱、酵...
要約 給与飼料の半量を乾燥粉砕した食品工場副産物(中華まん、カステラ)で代替して肥育前期(40kg)から肉豚に給与すると、皮下内層脂肪のリノール酸含量は少なく脂肪のしまりが良くなり、かつ、ロース芯の脂肪...
要約 小麦の成熟期や収穫が遅れたり降雨等で圃場条件が悪く、小麦収穫後大豆の適期播種が不能と予想される場合、小麦収穫前に慣行播種量の1.5~2倍の大豆を小麦立毛間に散播し、小麦収穫時に切断麦稈で被覆すると...
要約 エタノール溶液中で穀類粉末とサイクロデキストリン合成酵素を反応させることによって、ビタミンE抽出、サイクロデキストリン生成、ビタミンEのサイクロデキストリンによる水溶化を同時に行え、穀類由来ビタ...
スィートコーンのリン酸カリ水溶液定植前浸漬によるリン減肥栽培
要約 128穴セルで育苗したスィートコーン苗をPとして1%のリン酸カリ水溶液に1時間浸漬してから畑に定植すると、初期生育が優れ、慣行並の収量が得られ、リン施肥量を慣行に比べ大幅に削減できる。 キーワード リ...
火山灰畑圃場における家畜糞堆肥連用による土壌中の亜鉛・銅の蓄積
要約 窒素成分で年間1kg/a相当量の家畜ふん堆肥を施用した表層腐植質黒ボク土中のの亜鉛・銅は,通常の土壌管理法では表層から30cmまでに蓄積される。特に,乾燥豚ぷんの連用により,亜鉛は土壌管理基準値(120mg/...
要約 食品残さ(パンクズ、豆腐粕、魚あら、米飯、野菜クズ、小麦クズ等)を適切に配合し発酵・乾燥させることにより、栄養成分、肥育豚の発育及び肉質等、市販飼料と同等の飼料を作りえることが明らかとなった。...
収量、収穫ロス、予乾速度及びロールベール調整時の含水率からみたライムギの適正播種量
要約 ソルガム-ライムギ周年ロールベール体系において、ライムギを散播栽培する時の播種量は、収量、倒伏に伴う収穫ロス、収穫後の予乾速度、ロールベール調製時の含水率等を踏まえると、10aあたり4~6kgが適正...
要約 小麦「ニシノカオリ」では、子実水分約40%で早刈りするとパンの内相が硬く白度も低く、官能評価が劣るが、子実水分約30%での収穫は子実水分約15%のものと同様にパンの内相が柔らかく白度も高く、官能評価...
要約 イタリアンライグラス等の牧草による浄化システムは家畜尿汚水の高次処理に適応でき、牧草種をいくつか組み合わせることで年間窒素平均302mg/d/m2、りん平均167mg/d/m2の汚水浄化が期待できることが判った。...
暖地の小麦早播き栽培におけるスズメノテッポウの発生消長の特徴と生産された種子の発芽能力
要約 小麦早播き栽培におけるスズメノテッポウの発生は普通期播き栽培に比べて早く、小麦播種後31~44日目に累積出芽率が90%に達する。小麦の播種時期にかかわらず、2月中旬までに発生した個体で生産された種子...
要約 小麦4品種について、登熟過程における子実肥大及び成熟期間の品種間差異を気象要素との関係から明らかにした。多収性と早熟性に優れる小麦新品種「あやひかり」は豊富な日射と乾燥土壌条件において、それら...
要約 登熟期の穀粒の水分含量および外観品質の変化を明らかにするとともに、立毛状況の変化を加え「小麦適期収穫チャート」を作成した。これにより、小麦生産のためのコンバイン収穫適期が簡易に判定できる。 キ...
要約 大規模主穀作経営を対象にビール大麦作に対するアンケート調査の結果、生産者の作付意欲は非常に高く、ビール大麦作を位置づけた対策が必要であり、剥皮・裂皮粒発生防止や施工コストが低く効率的な排水対策...
要約 乾燥豚ぷん、オガクズ牛ふん堆肥、発酵鶏ふんの3種の資材について、窒素の肥効率を明らかにした。化学肥料の窒素利用率を100として比べた窒素の肥効率は乾燥豚ぷんが54~70,オガクズ牛ふん堆肥が33~36,...
要約 小豆を原料にした乾燥餡、練り餡を用いて洋菓子を製造する際、クッキーでは卵・小麦粉の代りに、ケーキ類では小麦粉の50%代替、クリームでは油脂及び生クリームの3~4倍量の練り餡を加えることにより、餡の...
要約 そばは発芽に伴いα-アミラーゼ活性が高まり、ゆで麺の物性を低下させる。そばα-アミラーゼは、そば粉より小麦粉(つなぎ粉)のほうに大きな影響を与える。そばの発芽を防ぐには、高水分での収穫は避け、速...