要約 世界米小麦需給モデルをIPCC評価シナリオの下で動かすことによって、地球温暖化の国際米小麦需給への影響予測を行った。地球温暖化の影響は、米に比べて半乾燥地域での栽培も多い小麦で大きく、人口大国の中...
要約 オオムギから液胞膜プロトンポンプ遺伝子を単離した。このうちのプロトン輸送型ピロホスファターゼの一つの遺伝子は、塩ストレスによって短時間で強く発現し、ABAによっても同様の変化を示した。これらの結...
要約 大豆の不耕起播種栽培において、かん水は多収技術として有効である。かん水時期は、開花期以前が収量向上に効果が高い。 背景・ねらい 大豆の高収を目指す方策として、農家が慣行で行っている夏季のかん水が...
小麦の品質特性の成因解明に有用なモチ性突然変異系統の作出とその特性
要約 小麦関東107号の種子をメタンスルホン酸エチル(EMS)で処理し,その M2 から 2 粒のモチ性突然変異体を見いだした。後代の検定によりモチ性が固定していることを確認し,「K107Wx1」および「K107Wx2」と命名...
要約 乾田直播栽培における播種後~幼苗期の雀害回避対策として、種籾のチウラム水和剤処理が有効であり、顕著な効果が期待できる。 背景・ねらい 乾田直播栽培では、標準的な播種期よりも早播きあるいは晩播き...
要約 黒ボク土畑地作土の硝酸態窒素(以下NO3-N)は積算降水量700mmで1m以下の層に溶脱する。溶脱量は化学肥料、有機質肥料にかかわらず多肥により増加する。ポリフィルムマルチ処理は溶脱量を減少させるが、緩効性...
要約 暖地で、8月下旬または9月上旬に播種し、年内出穂させて収穫する夏播き栽培に適したサイレージ用えん麦の新品種を育成した。本品種は、秋の出穂日が「アキワセ」よりも約3日早い極早生で、収量は10%程度...
要約 暖地で、8月下旬または9月上旬に播種し、年内出穂させて収穫する夏播き栽培に適したサイレージ用えん麦の新品種を育成した。本品種は、秋の出穂日が「アキワセ」よりも約3日早い極早生で、収量は10%程度...
寒冷地南部の重粘土水田における畑転換後の土壌水分特性と作物収量
要約 北陸地域では秋冬季の多雨・積雪の気象条件や重粘な土壌条件により、転作作物の安定的な生産が困難である。そこで、畑転換後の土壌水分特性を調査したところ、畑転換初年目は土壌水分張力が低く推移し、転換...
要約 北陸地域の低湿重粘土水田では、水稲作付後の冬期間に畑作物を導入することにより作土層上部の粗間隙量は大きく増加する。加えて、夏作大豆の導入により、粗間隙量の増加は下部にまで及び、飽和透水係数が大...
北陸地域の低湿重粘土水田における畑転換後の作付体系と土壌構造
要約 北陸地域の低湿重粘土水田では、水稲作付後の冬期間に畑作物を導入することにより作土層上部の粗間隙量は大きく増加する。加えて、夏作大豆の導入により、粗間隙量の増加は下部にまで及び、飽和透水係数が大...
要約 ライムギ混作によるコンニャク根腐病の防除は土壌燻蒸の有無に関わらず効果が高い。ライムギはおおむね8月中旬に枯死すると、根腐病防除効果が安定し、球茎肥大抑制程度が小さい。 キーワード ライムギ混作...
ビール大麦『みょうぎ二条(新田二条13号)』の奨励(認定)品種採用
要約 大麦縞萎縮病に強く、麦芽品質の優れる早生種のビール大麦「みょうぎ二条」を奨励(認定)品種として採用した。 背景・ねらい 大麦縞萎縮病に強く、麦芽品質の優れるビール大麦「みょうぎ二条」を奨励(認定...
要約 凍結保存したトウジンビエ花粉を小麦に授粉し、新鮮花粉の場合と同等の小 麦半数性胚の形成頻度を得た。新鮮花粉が得られない時期及び場所においても、凍結保存花粉を利用することにより小麦半数体が作出で...
要約 凍結保存したトウジンビエ花粉を小麦に授粉し、新鮮花粉の場合と同等の小麦半数性胚の形成頻度を得た。新鮮花粉が得られない時期及び場所においても、凍結保存花粉を利用することにより小麦半数体が作出でき...
要約 はとむぎ「はとじろう」は「中里在来」に比べ、早生、大粒で、標準播種期で a当たり 40.7kgの収量が得られる。密植及び多肥条件では 8%増収し、百粒重は変わらない。 背景・ねらい 秋田県中部を中心とした仙...
要約 小麦の穂発芽により増加するα-アミラーゼ活性を測定して低アミロ小麦を簡易・迅速に検出する手分析条件を確立するとともに、測定の多点迅速化・自動化のためのオートアナライザーを用いた測定方法を開発...
要約 小麦は穂首黄化時期かそれ以前に生理的成熟期に達する。その時点の子実水分は40%以上であるが、ほとんどの成分・品質は既に安定していることから、早期収穫法の確立後は、穂首の黄化を小麦の早刈りの指標...
要約 小麦の子実水分が35%程度のものであれば汎用コンバインまたは豆ソバ用コンバインで精度の高い刈取りができ、循環型除湿乾燥機で乾燥することで品質低下を防止できる。 背景・ねらい 小麦の収穫は、毎年梅雨...
要約 ハトムギの箱育苗では、苗が大きくなると灌水に多くの労力を要するが、宮城県で開発した水稲プール育苗を適用することにより大幅に省力化でき、苗質・収量等も慣行育苗と同等である。 背景・ねらい ハトムギ...