要約 大豆2~4葉期のフルチアセットメチル乳剤処理による大豆品種の初期薬害程度は温暖地では小さいが、寒冷地では強く生じることがある。初期薬害程度には品種間差異があり、また、他の農薬との混用で、初期薬害...
要約 クマモトネグサレセンチュウは、接種試験に供試した作物のうちキクを含む3作物で増殖が認められ、ニセミナミネグサレセンチュウはキクを含む9作物で増殖が認められる。線虫抑制作物7作物では両線虫種の増殖...
要約 農民参加型手法により、土壌水分を活用した野菜の節水栽培法の技術指針を策定した。東北タイの乾期でも、土壌水分を活用することで多種野菜を栽培することができる。 キーワード 東北タイ、節水野菜栽培、農...
イムノクロマトキットを用いた農産物のカドミウム濃度の簡易測定法
要約 イムノクロマトキットを用いたカドミウム濃度測定法を各種の農産物に適用するために、それぞれの品目に適した前処理や抽出法などを開発しました。これにより農産物別のカドミウム国際基準値に対応した濃度範...
北陸地域における狭畦密植栽培での茎葉処理除草剤の機械散布の晩限
要約 ダイズ狭畦密植栽培において、機械散布による茎葉処理除草剤の雑草防除効果は、草冠が閉じる状態で処理された場合には低下する。これを防ぐためには、ダイズ主茎節数が7程度となる播種後30日目頃までに散布...
牛糞堆肥に硫安を加えて成型したぺレット堆肥による化学肥料リン酸・カリの節減
要約 牛糞堆肥に硫安を加えて窒素成分を調整したペレット牛糞堆肥を用いれば、いくつかの作物において、0.5t~2t/10aを基肥として施用するだけで化成肥料による標準施肥栽培と同等の収量が得られる。化学肥料由来...
要約 ため池を利用して複合経営を実践するには、数か月先を見越した水利用計画を立てる必要がある。経験のない農家が各自のため池の水量、乾季中の水の蒸発量、経営規模に応じた野菜や家畜の水消費量を簡単に読み...
京都府における果菜類及び豆類のLiriomyza属ハモグリバエの発生種構成
要約 京都府におけるトマト、キュウリなどに発生するLiriomyza属ハモグリバエは、トマトハモグリバエ、マメハモグリバエ及びナスハモグリバエの3種である。トマトハモグリバエが我が国に侵入・定着した2000年以...
要約 アシグロハモグリバエの寄主植物として、国内初確認となる12科16種を含む18科37種を確認した。被害が激しい植物と、雑草などほ場周辺での増殖場所となる可能性がある植物が明らかになった。 キーワード アシ...
要約 ホルモン型の除草剤であるクロピラリドが牛ふん堆肥中に残留している場合、トマト栽培における生育障害の原因となることがある。トマト以外でもナス科、マメ科、キク科、セリ科に属する作物はクロピラリドに...
要約 組換え農作物の安全性評価においては、従来の食品と比較し安全性の評価を行うことが必 要である。そこで、多品種の多岐に亘る食品成分について分析・調査を行い、ここで得ら れたデータを集積したデータベー...
要約 インゲンマメを寄主にした場合の3種ハモグリバエの発育零点及び有効積算温度は、トマトハモグリバエが10.7℃及び248.1日度、マメハモグリバエが9.8℃及び251.3日度、ナスハモグリバエが8.1℃及び316.5日度であ...
ソラマメ催芽種子浸漬法によるアザミウマ類の薬剤殺虫効果の簡易把握
要約 各種薬剤の溶液に浸漬処理したソラマメ催芽種子とミカンキイロアザミウマやネギアザミウマなどアザミウマ類成虫を容器に封入して死亡率を調査することで、アザミウマ類に対する各種薬剤の殺虫効果を簡易に把...
花きに新発生したクリバネアザミウマおよびトラフアザミウマの防除薬剤
要約 クリバネアザミウマとトラフアザミウマは、花き類(草本植物)・観葉植物のアザミウマ類に対して登録のあるアセフェート水和剤かアセフェート粒剤で防除できる。 キーワード クリバネアザミウマ、トラフアザ...
要約 タンパク質の分解物(苦味ペプチド)の苦味を低減する酵素(アエロモナスアミノペプチ ダーゼ)の前駆体酵素を解析したところ、その活性を制御する分子内シャペロン領域が存 在することを見出した。 キーワード ...
要約 5月中~下旬のトウモロコシ播種において、同時に青刈ダイズを散播して高密度のリビングマルチとすると、ワルナスビおよび在来雑草に対して顕著な防除効果が認められる。 キーワード 青刈ダイズ、生態的防除...
塩酸抽出Stat型AAS 法による大豆粒中のカドミウムのプロセス定量分析法
要約 約105℃、48時間以上乾燥して粉体を調製した後、1molL-1塩酸振り混ぜ抽出を行い、上澄液をStat型AAS(補助バ-ナスリットセル装着型原子吸光測光装置)で測定することにより、カドミウム濃度(Cd50ngg-1以上...
無農薬米栽培に取り組む大規模水田作経営への稲麦大豆2年3作導入効果
要約 米価下落への対応策として無農薬米栽培に取り組む大規模水田作経営に立毛間播種技術を導入することにより、稲麦大豆2年3作の作付拡大と無農薬米の作付維持が可能となり、一層の所得向上がはかられる。 キ...
暖地水田作経営における代かき同時土中点播直播導入の効果と経営類型間差
要約 複数の水田作経営類型に水稲代かき同時土中点播直播技術を導入すると、水稲作付面積が2.1~3.5haの規模拡大が可能で、晩播適性品種の導入でさらに拡大が可能となる。また134~367万円所得増となる。野菜(な...
リンゴにおける新害虫ツマグロアオカスミカメの発生とその被害の確認
要約 秋田県鹿角市においてツマグロアオカスミカメによるリンゴへの加害が確認された。被害の症状は、葉では多数のせん孔が生じ、幼果では窪みや奇形、サビの形成が見られた。 背景・ねらい 2000年6月上旬に、秋...