要約 小麦新品種「中国143号」は、やや早生、やや短稈で耐倒伏性が強く、多収で、収量と外観品質の安定性が高い。製粉歩留が高く、粉の色相が明るく製麺適性が高いが、タンパク質含有率はやや低い。温暖地の中...
要約 京都府の奨励品種である「京都大納言」に府内で収集した在来種を交配し、アズキモザイクウイルス(ABMV)、キュウリモザイクウイルス(CMV)の両方に強い抵抗性を有し、製あん特性に優れる大納言小豆を育成...
要約 愛知県のダイズ栽培では自然裂莢が一時期を境に急増する。しかし、その時点で一部の茎水分が大型汎用コンバインによる収穫で汚粒が出にくい適正な状態になっておらず収穫作業ができないほ場が多い。さらに、...
要約 らっかせい「郷の香」は、早生、多収、良食味で生莢の外観品質に優れるゆで豆用品種である。「ユデマサリ」に替えて推奨品種に採用する。 キーワード らっかせい、郷の香、ゆで豆用品種、推奨品種 背景・ね...
要約 黒大豆「新丹波黒」および茶大豆「秋田在来」の種皮には、重合度8を中心にしたプロアントシアニジンが存在する。黒大豆プロアントシアニジンは、抗酸化活性およびアンギオテンシン?変換酵素阻害活性を示す...
要約 黒大豆「新丹波黒」および茶大豆「秋田在来」の種皮には、重合度8を中心にしたプロアントシアニジンが存在する。黒大豆プロアントシアニジンは、抗酸化活性およびアンギオテンシンⅠ変換酵素阻害活性を示す...
小粒、良質、ダイズモザイク病抵抗性で納豆用のだいず新品種候補系統「東山187号」
要約 だいず「東山187号」は、小粒で納豆の食味に優れる中生系統である。ダイズモザイク病抵抗性で、褐斑粒の発生がほとんど無く外観品質が良い。裂莢しにくく、「納豆小粒」に比べ倒伏が少ないため、機械収穫に...
少量の大豆粉を用いた近赤外分光分析によるリノール酸組成比の新しい推定方法
要約 近赤外分光分析法により、少量の大豆粉を一粒カップに入れてスペクトルを測定すると、大豆粉のリノール酸組成比が、簡易・迅速に推定できる。九州農業試験場・作物開発部・上席研究官、大豆育種研究室(九州...
ジャガイモヒゲナガアブラムシ抵抗性の育種的解明およびダイズわい化病抵抗性素材の作出
要約 ジャガイモヒゲナガアブラムシ抵抗性は、ダイズわい化病抵抗性の1因子であり、同抵抗性を持つ遺伝資源を交配母本にして、わい化病抵抗性がより強い品種を育成できる。 背景・ねらい 北海道大豆のわい化病抵...
粗蛋白含有率が高い、温暖地向け多収だいず新品種候補系統「九州131号」
要約 だいず「九州131号」は近畿、中国地方の温暖地に適しており、子実収量が高く、しかも子実中の粗蛋白含有率も高い。九州農業試験場・作物開発部・大豆育種研究室(九州沖縄農業研究センター作物機能開発部大...
高11Sグロブリン・低アレルゲンダイズ新品種候補系統「東北124号」
要約 だいず「東北124号」は、放射線育種法により蛋白質組成を改変し、世界で初めて大豆の主要アレルゲンを低減させた低アレルゲン系統であり、11Sグロブリン含有率と含硫アミノ酸含有率が高い。ダイズモザイク病...
べにばないんげん未熟子葉からの植物体再分化系と体細胞育種への応用
要約 べにばないんげんの未熟子葉を適当な不定芽形成培地に置床することで不定芽が形成され、さらに再分化植物体が得られる。再分化植物体を圃場へ移植することで、後代種子を得ることができる。再分化当代の百粒...
要約 ダイズグリシニン遺伝子をイネの主要な貯蔵タンパク質であるグルテリン遺伝子プロモーターを用いて胚乳特異的に発現させ、グリシニンを可食部の胚乳中に高度に集積させた組換えイネの作出に成功した。 キー...
ダイズモザイク病抵抗性で小粒、良質の納豆用だいず新品種候補系統「東山187号」
要約 だいず「東山187号」は、小粒で納豆の食味に優れる中生系統である。ダイズモザイク病抵抗性で、褐斑粒の発生がほとんど無く外観品質が良い。裂莢しにくく、「納豆小粒」に比べ倒伏が少ないため、機械収穫に...
要約 本装置と解析補助マクロにより、大豆の節間長測定が簡単にでき、得られたデータの処理から解析補助までを自動で行える。九州農業試験場・作物開発部・大豆育種研究室 背景・ねらい 育種技術を用いて大豆の耐...
要約 だいず「エルスター」は子実の青臭みに関与するリポキシゲナーゼの全てを欠失しており、風味・食味の良好な新規大豆加工食品素材として利用でき、子実重、子実粗蛋白含有率が「フクユタカ」と同等で暖地に適...
大豆の早晩性遺伝子E1およびE5の有する種子の低温着色抑制機能
要約 大豆の開花期の早晩性と開花期の低温による大豆種皮の着色に対する抵抗性との間には関連があり、早晩性遺伝子E1とE5が抵抗性機能を有している。 背景・ねらい 大豆品種の中には耐冷性が不十分で、開花期の低...
大豆の早晩性遺伝子E1およびE5が有する種子の低温着色抑制機能
要約 大豆の開花期の早晩性と開花期の低温による大豆種皮の着色に対する抵抗性との間には関連があり、早晩性遺伝子E1 とE5 が抵抗性機能を有している。 背景・ねらい 大豆品種の中には耐冷性が不十分で、開花期の...
要約 らっかせい「関東86号」は、成熟期が温暖地で早生の晩、暖地で中生の早となる安定・多収の優良系統である。剥実歩合と上実歩合が高く、莢や子実の品質が良好で良食味であり、煎莢用に適する。 背景・ねらい ...
アメリカ農業における垂直的調整の増大傾向とバイオテクノロジーとの関連性
要約 アメリカ農業では,垂直的調整が様々な作目で一般化すると共に,大規模経営において多用される傾向がある。また遺伝子組換え作物による品質改良作物の流通や,組換え農産物回避志向が,分別管理システムなど...