要約 省力的な早熟栽培技術としてタバコ栽培用の貼付トンネルの利用が可能であり、時期としては、3月下旬から4月中旬までの挿苗、7月下旬収穫で2t以上の収量が上げられる。 キーワード カンショ、貼付トンネル、...
要約 浮羽郡内のカキ「伊豆」に発生したウイルス病類似症状のうち、新梢の炭疽病様症状及び冬枝基部の粗皮症状は、接ぎ木伝染性の病害である。粗皮症状は、接ぎ木接種により栽培品種である「西村早生」以外の「伊...
要約 イネより酵母のクロライドチャンネル遺伝子GEF-1の機能を部分的に相補するOsCLC-1およびOsCLC-2をクローニングした。これらの遺伝子産物は、液胞膜およびprevacuoleと推定される膜に局在した。液胞膜型とし...
要約 丹波黒大豆の乾燥作業において、自走式脱莢機と葉たばこ乾燥機を組み合わせた莢乾燥体系を採用すると、投資額は大きくなるものの常温定湿乾燥機を利用するよりも早期の出荷量が多くなり、高収益を追求する積...
要約 転写後型遺伝子不活性化は、通常次世代には遺伝しないと言われている。この現象を、導入したルシフェラーゼ遺伝子が不活性化されているタバコ植物を用いて解析したところ、種子形成過程における活発な細胞増...
要約 タバコ・アルコールデヒドロゲナーゼ遺伝子のプロモーター領域214bpのDNA断片(ADH200)を35Sプロモーターに連結すると、キク形質転換体における導入遺伝子の発現が安定化すると同時に根において高い発現を...
冬作物を基幹とする水田作複合経営における転作および作業交換の所得向上 効果
要約 野菜作(トンネルごぼう)および工芸作(たばこ)を基幹とする水田作複合経営において、基幹作物と転作作物(大豆)の組み合わせ体系を導入すると、基幹作物の規模拡大により所得が向上する。また、農繁期の...
葯培養由来で低アミロースの水稲新品種候補系統「熊本A25号」
要約 水稲「熊本A25号」は黄金晴/関東168号(後の「ミルキークイーン」)のF1を葯培養して育成した中生の低アミロース系統で、耐倒伏性が強く、良質、極良食味である。熊本県の平坦肥沃地の普通期作及びい草、た...
要約 細胞死の過程で発現が減少する遺伝子を単離したところ、葉緑体局在性 ATP 依存症プロテアーゼをコードしていた。組換え体実験からこのプロテアーゼは葉緑体の恒常性維持に必須であり、その量が減少すると細...
要約 転写後にmRNAが分解されるジーンサイレンシング(PTGS)を示す系統に接木した非PTGS系統にはPTGSが誘導され、一度誘導されたPTGSは供試PTGS系統を非形質転換植物に換えても維持された。PTGSは上下両方向に移...
葉緑体熱ショック蛋白質の構成的発現による植物のストレス耐性の改良
要約 葉緑体内で分子シャペロンとして作用する低分子量熱ショック蛋白質を構成的に発現させることにより、植物の高温ストレス耐性と光酸化ストレス耐性が改良された。 キーワード 葉緑体、分子シャペロン、高温ス...
要約 イネ品種日本晴、どんとこい、ヒノヒカリにザルコトキシンIA遺伝子を導入し、固定した系統を得た。導入遺伝子産物を安定に発現する系統には白葉枯病菌に対する抵抗性が付与されている。 背景・ねらい ザ...
要約 完熟収穫に適して食味が優れ、ホルモン処理やマルハナバチによる着果作業が不要で省力栽培が可能な単為結果性トマト新品種「試交99-2」を育成した。 背景・ねらい トマトの輸入が急増し、国際競争が激化する...
要約 イネ品種日本晴、どんとこい、ヒノヒカリにザルコトキシンIA遺伝子を導入し、固定した系統を得た。導入遺伝子産物を安定に発現する系統には白葉枯病菌に対する抵抗性が付与されている。 背景・ねらい ザ...
要約 カブの播種後6から7日目の胚軸切片にアグロバクテリウム法で外来の有用遺伝子を導入し、選抜、再分化を促す一連の形質転換培養法を用いることにより、効率よくカブの組換え体を作出できる。 背景・ねらい ...
シネラリア、インパチエンス、ベゴニアの新しいウイルス病「えそ斑紋病」
要約 シネラリア、インパチエンス、ベゴニアに発生した新しいウイルス病は、インパチエンスネクロティックスポットウイルス(INSV)によるもので、病名を「えそ斑紋病」とする。 背景・ねらい 岡山県中北部で鉢...
要約 わさびから、逆転写PCR法により抗菌性タンパク質遺伝子を単離した。この遺伝子を、モデル植物のたばこに導入して、灰色がび病抵抗性を確認した。 背景・ねらい 遺伝子組換えにより植物に耐病性などの優良形...
アマランサス、キビ、アワを組み入れた普通畑作物の大型機械化作業体系
要約 小麦、大豆、ソバとアマランサス、キビ、アワ等の雑穀を組み合わせた機械化一貫作業体系を組み立てた。汎用コンバインを用いた場合でシミュレーションすると、オペレータ数3人(最大5人)で最大117ha(損益分岐...
要約 トマト植物体からの核酸簡易抽出とウイルス特異的プライマーを用いたPCRからなるトマト黄化葉巻病の簡易診断法を確立した。九州農業試験場・ 地域基盤研究部・病害遺伝子制御研究室 背景・ねらい トマト黄化...
要約 壊死病斑の形成は、植物が病原体を感染細胞に封じ込めるための抵抗性反応である。これに伴って細胞間隙に分泌される新たな生理活性物質としてスペルミンを同定した。スペルミンはPR遺伝子群を誘導し、TMVに...