要約 薬剤抵抗性遺伝子診断法、サンプリング手法、簡易生物検定法、抵抗性発達リスク判定の基準、代替防除法の提案をまとめたガイドライン案である。本ガイドライン案に基づき、地域ごとの作目や栽培様式に応じた...
要約 カンキツ新品種「あすき」は、糖度が極めて高く食味がよい晩生のミカンである。ナイフでカットした場合のドリップが少なく、カットフルーツでの利用にも適する。 キーワード カンキツ新品種、晩生、高糖度、...
チャ赤焼病の発病抑制可能な銅剤事前散布法に適する銅水和剤とマシン油乳剤
要約 チャ赤焼病初発茶園で銅水和剤を散布3~7日後に、マシン油乳剤を散布する銅剤事前散布法では、水酸化第二銅水和剤と塩基性硫酸銅水和剤(硫酸銅71.2%)の防除効果が高い。銅水和剤散布後はマシン油98%乳剤の使...
要約 チャに登録のある農薬類のうち、有機リン系、ピレスロイド系、ネオニコチノチド系を含む化学合成殺虫剤14剤、殺ダニ剤1剤はキイロタマゴバチ成虫に対する死虫率が高く、悪影響は大きい。 キーワード キイロ...
チャの新害虫チャトゲコナジラミの発生状況に対応した戦略的総合対策マニュアル
要約 侵入害虫チャトゲコナジラミの防除では、分布拡大と発生状況に応じて、黄色粘着トラップによる発生予察、マシン油乳剤・選択性殺虫剤等の効率的利用、整剪枝、有力天敵シルベストリコバチの保護活用等を合理...
要約 チャ輪斑病菌のQoI剤耐性菌には、それぞれ異なる遺伝子変異による高度耐性菌と中度耐性菌の2種類が存在する。Multiplex PCR-RFLP分析により、これらの耐性菌を判別できる。 キーワード チャ、輪斑病、QoI剤...
葉枯病の不稔粒が少ない中生多収性のはとむぎ新品種候補「九州3号」
要約 はとむぎ「九州3号」は熟期が中生で関東以南の栽培地域に適する。耐倒伏性が強く、着粒数が多くて多収である。葉枯病には強く、葉枯病に起因する不稔粒の発生が少ない。製茶加工適性はよい。 キーワード ハ...
要約 病原菌を持たない原種種子を用いた採種栽培、Sweat-bag seedling法による種子検査および銅水和剤・酢酸混合液浸漬と乾熱処理の組合せ処理により病原菌非汚染種子を供給する。さらに育苗期に重点をおいた防除...
要約 タバココナジラミ(バイオタイプQ)が媒介するトマト黄化葉巻病を防除するためには、防虫ネット等による媒介虫の施設への侵入防止、発病株の除去と気門封鎖剤等を活用した媒介虫の防除、栽培終了時の蒸し込み...
送風式農薬散布機のクワシロカイガラムシ防除専用噴管と防除効果
要約 クワシロカイガラムシ防除において、送風式農薬散布機と新たに開発した専用噴管を利用することで、40~60%の減量散布時でも、葉層下部の枝幹部に十分な薬液付着が得られる。また慣行防除法と同等の防除効果...
要約 ナガチャコガネは茶園内で集中的に分布しており、毎年ほほ同じ個所に被害が現れる。このため、被害個所を局所的に防除することで、農薬投与量を削減できる。被害個所の検出と位置の記録は透過型マイクロ波水...
要約 世界各地で重要害虫として問題になっているタバココナジラミバイオタイプQは、日本国内で少なくとも30科64種類の植物を寄主として利用する。このうち、バイオタイプBと共通するものは少なくとも19科40種類に...
病虫害複合抵抗性品種「みなみさやか」を利用した減化学農薬防除体系
要約 病虫害複合抵抗性品種である「みなみさやか」とBT水和剤、チャハマキ顆粒病ウイルス・リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスを組み合わせた防除体系では、化学農薬の年間使用回数は6回程度でよく、10aあたり...
要約 トンネル被覆や防霜ファンによる秋冬期の防霜は赤焼病の発生を抑制する。秋冬期の防霜と薬剤防除を組み合わせた発病抑制技術は、赤焼病の発生を要防除水準以下に維持し、一番茶収量の減少を抑える。 キーワ...
要約 ハマキガ類の交信攪乱剤(トートリルア剤)の150本/10a設置では、250本/10aに比べて主要成分のZ11-TDAの気中濃度は薄くなり、交信攪乱効果もやや不安定である。 キーワード チャ、チャハマキ、チャノコカク...
要約 茶用スズラン5頭口の噴口を利用したクワシロカイガラムシの防除では、茶株内枝幹への薬液の付着率を高めるためには、せん枝を組み合わせた散布が有効であり、特に、葉層を除く程度が大きい程、付着率は高く...
チャ寄生性ミカントゲコナジラミに対する殺卵効果の高い薬剤の検索
要約 チャ寄生性のミカントゲコナジラミの防除において、フェンプロパトリン、ビフェントリン、トルフェンピラドは特に高い殺卵効果を示す。 キーワード チャ、ミカントゲコナジラミ、殺卵効果、防除薬剤 背景・...
土着天敵を保護した防除体系におけるクワシロカイガラムシの密度抑制
要約 タマバエ類に影響が小さい農薬を用いて害虫の防除を行うと、クワシロカイガラムシの主要天敵類の発生量が多く、クワシロカイガラムシの密度は低く推移する。 キーワード チャ、クワシロカイガラムシ、天敵、...
要約 クワシロカイガラムシの第1世代幼虫に対する茶園周縁部防除は、茶園全体のクワシロカイガラムシの密度を低く抑えることが可能で、10aの茶園の場合、薬剤散布量を60%程度削減できる。 キーワード チャ、クワ...
ピリプロキシフェン剤のクワシロカイガラムシに対する防除効果と天敵類への影響
要約 幼若ホルモン系IGR剤ピリプロキシフェンを早春期に散布することにより、クワシロカイガラムシ第2世代までを長期間密度抑制できる。本剤は、天敵寄生蜂チビトビコバチに対する影響はないが、捕食性天敵ハ...