グレーンドリルを汎用利用した水稲乾田直播の寒冷地向け播種体系
要約 麦の高速播種に用いられるグレーンドリルは、播種床を硬めに仕上げ、播種後にカルチパッカで鎮圧することで、乾田直播に利用できる。深さ15mm程度に播種するための播種床の硬さは、人が片足のかかとに全体重...
寒冷地におけるソバ-ナタネ二毛作のための立毛間播種機の汎用化
要約 大豆・麦立毛間播種機の分草桿および種子繰り出しロールに簡易な改造を加えることにより、ソバ立毛間へのナタネ播種機として利用でき、寒冷地においてソバ-ナタネの二毛作が実施可能である。 キーワード 農...
要約 DGPSの利用により、不整形な茶園においても植栽面積を簡易に一人で測定することができる。肥料繰り出し量が作業速度に連動する高精度施肥機を利用すれば、測定された面積をもとに肥料投入量を茶園ごとに精密...
要約 クワシロカイガラムシの第1世代幼虫に対する茶園周縁部防除は、茶園全体のクワシロカイガラムシの密度を低く抑えることが可能で、10aの茶園の場合、薬剤散布量を60%程度削減できる。 キーワード チャ、クワ...
要約 小型および中型のサトウキビ株揃え機はハーベスタ収穫後、高刈り等の株を揃える作業機である。改良機は施肥器と農薬タンクを搭載し、株揃え、土中への施肥および除草剤散布の3作業が同時に可能で、株出し管...
要約 点滴施肥法は、機械摘みの覆い下茶園において、年間窒素施用量を4割削減しても、慣行の施肥法と比べて、一、二番茶ともに収量、品質が維持向上する技術である。 キーワード 点滴施肥、機械摘み、覆い下茶園...
てんさい、たまねぎおよびレタスに対するアゾスピリラム菌の接種効果
要約
要約 覆い下茶園の点滴施肥に、魚、ゼラチン及びトウモロコシ由来液肥を用いると、硫安液肥とほぼ同等の 品質が得られるが、魚及びトウモロコシ由来液肥は、土壌の塩素イオン濃度が高まりやすい。 キーワード チ...
要約 チャの被覆栽培はカルシウム、マグネシウムを始め無機成分の吸収を抑制し、この抑制は二重被覆時に顕著となる。また、被覆を除去した後も2か月程度は多くの無機成分の吸収が抑制される。 背景・ねらい 施用...
遊休桑園で桑樹を伐採・積載・搬出せずに剥皮処理しながら牧草を導入する方法
要約 林地化した遊休桑園での不耕起牧草導入法として、草刈り鎌での桑樹の剥皮と管理放牧および播種前の除草剤散布を行った後に土粒シードペレットを用いた播種と施肥を行うと、良好な牧草導入と作業の軽労化およ...
要約 茶栽培が盛んに行われている静岡県牧之原台地の浅層地下水の硝酸性窒素濃度は、降雨による地下水涵養の影響を受け変化する。一方、深層の地下水では、中期的に見ると硝酸性窒素農度は低下傾向にあり、流速は...
畜産ふん尿・食品残さ由来膜分離消化液を追肥として施用した場合のチャへの影響
要約 膜分離消化液を茶樹へ追肥として施用したところ、収量、品質とも慣行施肥と同等のものが得られる。 土壌中のカリウムと塩素含有率が多くなるが、生育障害はなく、荒茶への消化液の臭気の影響も認められない...
暖地早場地帯における「べにふうき」緑茶のメチル化カテキン多収摘採法
要約 年4回の摘採が可能な暖地早場地帯の「べにふうき」では、慣行より約10日遅く摘採する極遅摘み法により、年間にメチル化カテキン約15kg/10a、生葉約3300kg/10aが得られる。二、三番茶は、積算温度1200~13...
要約 集団化した茶園が広がる静岡県牧之原台地周辺地域における過去10年間の水質調査の結果、硝酸性窒素濃度に減少傾向が見られる。その程度は、茶園周囲の排水路や湧水で大きく、小河川では小さい。 キーワー...
要約 「秋音色」を早植栽培(5月中旬移植)すると、春キャベツとの栽培体系が可能である。その場合、疎植栽培が有効であり、施肥は残さ物の窒素発現を考慮し、基肥及び晩期穂肥を省略しても慣行栽培並みの収量が...
要約 中山間地域における有機質肥料栽培では、100%有機肥料、特栽用50%有機肥料やペレット牛糞堆肥を用いても化成肥料並みの収量が得られる。穂肥を出穂前20日および30日に施用しても収量は同程度である。米ぬか...
高栄養暖地型牧草バヒアグラス「ナンオウ」の放牧利用による肉用子牛生産
要約 暖地型牧草バヒアグラスの4倍体品種「ナンオウ」は従来の2倍体品種に較べ草質が良好で、黒毛和種の親子放牧において、放牧子牛は日増体量0.8kg以上の良好な発育を示し、母牛は連産可能な良好な繁殖成績を示...
窒素施肥量10a当たり50kgの茶園での土壌中無機態窒素の推移と生産性
要約 二番茶後浅刈りを行う年間窒素施肥量50kg/10aの茶園において、土壌中無機態窒素含量は4~5月に25mg/100g前後で最多となり夏期に減少後、秋冬期は低い値で推移し、一番茶は450kg/10a(全窒素含有率5.9%)、二番...
要約 深刈り更新直後に石灰窒素入り複合肥料を施肥窒素量で10kg/10a程度施用すると土壌中のアンモニア態窒素含量が高く推移し、翌年の生葉収量が増加する。また施肥量も窒素量で10kg/10a程度ならば、土壌中のpHや...
要約 茶園の深刈りや中切り更新後のうね間幅拡大により、雨水の地面への落下や地下への浸透水量が増え、地下への硝酸態窒素の溶脱量も高まる。 キーワード チャ、深刈り、中切り、うね間幅、浸透水量、硝酸態窒素...