要約 有機農業に取り組む生産者等が活用できる、麦作適期除草技術を導入した暖地水田二毛作体系、生物的土壌消毒を導入したホウレンソウ施設栽培体系、不織布浮きがけ法を導入した高冷地露地レタス栽培体系等をわ...
有機栽培転換期と慣行の土壌及び堆肥施用の有無の土壌酵素活性による判別
要約 レタス・ニンジンの有機栽培開始3年目に、6種類の土壌酵素活性を変数に有機/慣行と堆肥/無堆肥の判別関数を求め、同一圃場の異なる転換後年次に適用すると、1年目では、有機と慣行、堆肥と無堆肥を判別でき...
カリフラワーのスプラウトはビタミンCが多く受光量に伴い含量は向上する
要約 カリフラワーのスプラウトは、ブロッコリーなど他のスプラウトと比較してビタミンC含量が1.4倍以上多い。蛍光灯を用いた試験では、強い光を6日間連続で当てて栽培することでカリフラワースプラウトのビタミ...
要約 窒素の無機化が速やかな市販有機質肥料を用いた有機栽培では、転換初期でも窒素不足による作物収量の低下がみられない。これにより栽培した転換期のニンジン収量は、主に虫害等で低下し、レタス収量はリン酸...
籾殻くん炭覆土による有機質液肥を施用したレタスセル苗の生育促進技術
要約 有機質液肥であるコーンスティープリカーを追肥したレタスのセル育苗で、籾殻くん炭を使って覆土すると、培地中の硝酸態窒素が増加する。この効果により、苗の窒素吸収や生育が促進され、定植後の株の生育と...
沖縄本島ジャーガル地帯における秋冬作レタス安定生産のための新栽培体系
要約 安定生産を目的として開発した、牛ふんせん定残さ混合堆肥、LPコート主体の全量基肥施用、マルチ内かん水の個別技術を体系化することで、大玉化するとともに玉揃いが向上し、約2~4割程度の増収が図られる。...
全面マルチ作で肥料施用量を削減できる「全面マルチ用うね内部分施用機」
要約 肥料を45~50cm幅のうね中心部のみ帯状に施用しながら、うね全体をマルチで覆うことができる。高原や寒冷地におけるレタスの全面マルチ作において、単位面積当たりの肥料施用量を30%程度削減できる。 キーワ...
キャベツ等の可食部カドミウム濃度推定に塩化カルシウム土壌抽出法が適する
要約 キャベツ、ハクサイ、ブロッコリー、レタス、エダマメ可食部カドミウム濃度は、土壌pHによって変動する。可食部カドミウム濃度推定には、土壌pHに関わりなく、塩化カルシウムによる土壌抽出法が適している。...
牛ふん剪定残さ混合堆肥は夏作前施用で秋冬期レタスに肥料効果が得られる
要約 牛ふん剪定残さ混合堆肥を夏作前に施用することにより、堆肥による土壌窒素の取り込み時期を避けてレタスの栽培できるため秋冬期レタスの生育が良好になる。ジャーガルにおける施用量は3.5t/10aとするが、未...
牛糞堆肥に硫安を加えて成型したぺレット堆肥による化学肥料リン酸・カリの節減
要約 牛糞堆肥に硫安を加えて窒素成分を調整したペレット牛糞堆肥を用いれば、いくつかの作物において、0.5t~2t/10aを基肥として施用するだけで化成肥料による標準施肥栽培と同等の収量が得られる。化学肥料由来...
スイートコーン・レタスのマルチ栽培における条施肥機を用いた減化学肥料栽培
要約 露地野菜栽培であるスイートコーン・レタスのマルチ輪作栽培において条施肥すると、肥効率が向上し、標準施用量から5割減肥しても全層施肥と同等以上の収量が確保できる。 キーワード スイートコーン、レタ...
畝内表層施肥同時畝立て成型マルチャを用いるレタス施肥の減量・省力化
要約
畝立て成型マルチャに施肥機を搭載し、マルチ被覆と同時に表層5cmに肥料を混和する畝内局所施肥を行うと初期から生育が旺盛となる。施肥量は慣行の全面全層施肥の窒素成分30kg/10a...
速効性の窒素成分を多く含み、窒素とカリの養分バランスが良い窒素付加堆肥の特性
要約 窒素付加堆肥は牛ふんおがくず堆肥をベースとした硝酸態窒素を多く含む窒素とカリのバランス良い速効性の有機質肥料である。堆肥ペレットに成型することで貯蔵中の成分安定性が向上し、かつ、施用後の溶出は...
要約 カリフラワー、キャベツ、ケールおよびコールラビは、緩効性肥料を含む培地に播種し、追肥を 行わないで灌水のみで慣行の2~3倍の程度の期間セル育苗すると、育苗期間中は出蕾せず、虫害発生程度が 低下し...
要約 コーンコブ廃培地堆肥の畑条件30℃、2か月での窒素無機化量は、現物1tあたり1~2kgである。黒ボク土での廃培地堆肥の窒素分解率は、1年で30%、2年で50%、4年で70%程度である。レタスでは、廃培地堆肥によ...
家畜ふん堆肥による化学肥料代替は葉菜類のカドミウム濃度を低減する
要約 家畜ふん堆肥等による化学肥料代替率を高め、それに応じて化学肥料の施用量を削減する管理を続けると、土壌へのカドミウム(Cd)の投入量が抑制されるとともに、土壌中の可給態Cdが低濃度になり、葉菜類可...
家畜ふん剪定残さ堆肥の肥効を勘案したレタス三作連続栽培における施肥法
要約 沖縄本島南部地域の未利用資源である剪定残さを原料として用いた牛ふん堆肥と豚ふん堆肥をレタス三作連続栽培でそれぞれ3.5t/10a、4.6t/10a施用することでカリの無化学肥料栽培が可能で、豚ふん堆肥について...
要約 ジャーガル土壌における年3作のレタス栽培では、被覆尿素入り窒素肥料を用いた一括全量基肥施用(40N-22.5P2O5kg/10a)、マルチ内15mm点滴かん水、株間30cm、畦幅45cmの1条植で大玉が得られ、且つ環境負荷が少...
要約 露地野菜の無化学肥料栽培における施肥法では、カリの土壌診断に基づきたい肥の施用量を判断し、たい肥で補えない窒素・リン酸・カリを各種有機質肥料で施用する。この無化学肥料栽培法では、化学肥料栽培と...
家畜ふん堆肥による化学肥料代替は葉菜類のカドミウム濃度を低減する
要約 家畜ふん堆肥等による化学肥料代替率を高め、それに応じて化学肥料の施用量を削減する管理を続けると、土壌へのカドミウム(Cd)の投入量が抑制されるとともに、土壌中の可給態Cdが低濃度になり、葉菜類可食...