要約 鳥取県で微斑症状を示すメロンから分離されたウイルスは、ウリ科植物を中心に5科14種植物に感染し、直径約28nmの球形粒子で2分節のRNAをゲノムとして持つ新種ネポウイルス、「メロン微斑ウイルス(新称)」で...
ブルームレスで果皮の光沢が優れる中間母本「きゅうり中間母本農6号」
要約 「きゅうり中間母本農6号」は、果実の表面の白粉(ブルーム)が発生しないため、果皮の光沢が優れる。光沢のあるキュウリ品種育成のための素材として利用できる。 キーワード キュウリ、光沢、ブルーム、無毛 ...
稲やナスのカドミウム集積は導管にカドミウムを輸送する能力に支配される
要約 稲の品種間およびナス属の作物種間で地上部のカドミウム濃度は大きく異なります。その集積の違いを決定する生理的要因を解析したところ、根に取り込まれたカドミウムを導管に輸送する能力の差異が決め手であ...
要約 種間雑種のナス台木用品種とナスとの交雑後代から得たCMS-1は、安定した細胞質雄性不稔性(CMS)を有する。同じ交雑後代から得た可稔性のFR-1-1は、CMS-1の稔性を回復させる遺伝子を有し、その稔性回復遺伝子...
要約 クロルピクリンくん蒸剤を用いた土壌消毒により本病の根部の病斑形成は軽減され、消毒した土壌内に根域を長期間留める栽培法でその効果は向上する。これらの対策を実施した場合、栽培期間中に根部病斑が進展...
ジャガイモシストセンチュウに対する抵抗性トマト品種とその密度低減効果
要約 市販トマト品種24種に対するジャガイモシストセンチュウの寄生程度には有意な差が認められ、トマト台木品種「ドクターK」やミニトマト品種「キャロル10」「イエローキャロル」「シュガーランプ」等は強い抵...
メロンえそ斑点ウイルス-スイカ系統の全ゲノム配列とRT-PCRによる検出
要約 鳥取県のえそ症状を示すスイカから分離された球状ウイルスは、既知のメロンえそ斑点ウイルス(MNSV)と同一のゲノム構造を持つが、外被タンパク質遺伝子等の配列に相違があり、宿主域も若干異なることから、...
要約
万願寺トウガラシの青枯病発生施設では、クロルピクリン消毒した施設土壌を培地とし、ポリエチレンシートを用いた簡易な隔離床栽培を行うことにより、青枯病の発生とそれに伴う減収...
要約 穂木用と台木用の給苗ユニットを有するウリ科野菜用の全自動接ぎ木装置である。半自動接ぎ木装置(以下「半自動機」)では3名必要であった運転要員を、セルトレイの補給者1名のみにすることができ、半自...
要約 ミニトマト`千果'において台木用ナスを用いる場合、収量と糖度に優れる`台太郎'が有望である。台木用ナスは台木用トマトと比較してやや減収となるが、かん水量を増やすことや、密植することで収量を改善する...
要約 複合病害抵抗性を有する2つの葯培養固定系統から育成されたピーマンF1台木(台木4号)は、青枯病、疫病及びPMMoV抵抗性(L3)を有している。特に青枯病菌に対しては、強い抵抗性を有している。 キーワード ...
要約 カボチャのヘプタクロル類汚染対策として、ウリ科以外の作物への転換、低吸収性品種の利用、および活性炭資材の土壌混和等、キュウリのディルドリン対策で用いた技術が適用可能であることを明らかにしました...
要約 アスパラガス半促成長期どり栽培では、褐斑病菌の分生子は3月上中旬頃より飛散するため、立茎時期における薬剤防除は本病に対し有効であり、20~30日間隔での薬剤防除と妻面など上部換気による施設内の低湿...
株元から汚染部位までの距離がキュウリホモプシス根腐病の発病に与える影響
要約 株元から汚染部位までの距離が異なる土壌カラムにキュウリ苗を移植した場合、非汚染部位に伸展する根にもホモプシス根腐病が発生し、その発病程度に顕著な違いはない。一方、萎凋症状の発症時期は汚染部位ま...
茨城県で発生するメロンつる割病菌3レースに耐病性を有する台木品種
要約 茨城県で発生するメロンつる割病菌レース1、レース1,2wおよびレース1,2yに対して、台木品種「ワンツーアタック」、「タイトガード」および「UA-902」は実用的な耐病性を有する。いずれの品種も接ぎ木栽培に...
要約 ナスの接木栽培において、スズメノナスビ(トルバム・ビガー、トナシム、トレロ)を台木に用いることで、土壌、穂木品種や作型によらず、果実中カドミウム濃度を1/2~1/4に低減することができます。 ...
メロン黄化えそウイルスが幼苗期に感染したキュウリは約3割減収する
要約 カボチャ台木キュウリはメロン黄化えそウイルス(MYSV)が幼苗期に感染した場合、初期生育が抑制され、収量は収穫初期から3割程度減少するとともに、果実に退緑斑点等を生じ、商品価値が低下する。 キ...
半促成トマトの接ぎ木栽培における土壌診断と栄養診断に基づく窒素減肥
要約 半促成トマトの接ぎ木栽培において土壌診断と葉柄汁液の栄養診断に基づいた施肥法における総施肥窒素量は、上物収量を低下させることなく、大幅に減少できる。 キーワード 半促成トマト、汁液栄養診断、接ぎ...
要約 トマト新品種「ちばさんさん」は、果実の重量が30g前後でオレンジ色の中玉トマトである。一般的な大玉トマトに比べて、β-カロテン及びビタミンCが多く、食味も良好である。また、TMV(Tm-2型)、萎凋病(レー...
要約 シクラメンでは液肥施用時の窒素成分の硝酸態およびアンモニア態窒素の成分比を7:3に調製した液肥を施用して栽培すると生育が良好となり、出荷後の鉢花品質を高く維持することができる。 キーワード シク...