要約 茨城県で発生したメロンつる割病菌レース1の菌株は、滋賀県産のレース1菌株よりも宿主範囲が広く、マクワウリ品種にも病原性を示す。メロン品種「FR-2」、「園研台木3号」、「メロンパートナー」および...
育苗中のナスに発生したPseudomonas viridiflava による立枯症
要約 育苗中のナスに発生した立枯症は、Pseudomonas viridiflava によるものである。 背景・ねらい
2000年3月、育苗中の露地用ナス(台木:トルバムビガー、穂木:筑陽)の接木部から上2~3cm位の茎が褐変...
水耕栽培を利用したナス属植物の青枯病抵抗性に関する生物検定法
要約 〔要約〕ナス属植物の青枯病抵抗性を検定するために、人工気象室と水耕栽培法を組み合わせ、確実に感染・発病させる条件を確立した。発病株率と青枯病菌の茎内の移動度を調査することにより、短期間に抵抗性...
要約 ハウスメロン栽培で問題となっているメロンえそ斑点病対策として抵抗性台木の「ニューメロン」、「Perlita」を用いて栽培しても商品性のある果実の生産は可能である。 背景・ねらい メロンえそ斑点病に対...
高知方式湛液型ロックウールシステムにおけるキュウリの培養液処方
要約 高知方式湛液型ロックウールシステムによるキュウリ栽培において、培養液組成を山崎キュウリ処方1.0単位に準拠して、リン濃度を5.8me/リットル、マンガン濃度を0.2ppm、亜鉛濃度を0.4ppmにすることにより、...
VA菌根菌の共生率を高める培土の条件と共生がキュウリの収量に及ぼす影響
要約 キュウリ台木‘スーパー雲竜’に対するVA菌根菌の共生率は、リン酸施肥量を減じて有効態リン酸を少なくするか、培土にパーライトやイソライトを混入すると高まる。また、VA菌根菌を共生させてもキュウリの...
促成キュウリのセル苗直接定植での基肥量半減が収量におよぼす影響
要約 地域導入予定有望品種を用い ‘ゆうゆう一輝(黒)’台木を使用した場合、セル苗直接定植で基肥量を半減すると‘シャ-プ1’は収量が減少し、 ‘はるか’は収量が増加する。きゅうり品種と台木品種の適切な組み合...
要約 なすの割り接ぎ作業において、なす、トマト用に開発した穂木、台木形成器具を使用すると、手作業の6割程度に作業時間を短縮でき、かつ、手作業より作業精度が向上する。 背景・ねらい 当所で開発した個別...
要約 「アカナス」と「カレヘン」の体細胞雑種の中から、低温伸長性、草勢、根張りに優れた系統を選抜した。選抜系統の自殖第1代「羽曳野育成1号」は、水なす用台木として特性に優れ、収量性が向上する。 背景...
メロンつる割病(レース1,2y)抵抗性台木新品種系統「空知台2号」
要約 「空知台2号」はメロンつる割病のレース0、レース2およびレース1,2yに対して抵抗性を有し、台木特性及び接ぎ木作業性の優れるメロン用台木品種である。 キーワード 「空知台2号」、メロンつる割病、レース1,...
要約 ヒラナスプロトプラストの細胞選抜再生系統は、青枯病の発病を遅延する抵抗性を示す。青枯病菌の培養ろ液を選抜物質に用いた場合に得られる系統の自殖第一代の中から、罹病性品種(筑陽)を接ぎ木しても青枯...
トマトの萎凋病及び根腐萎凋病抵抗性品種に病原性を有するトマト萎凋病菌レース3の発生
要約 福岡県内の促成栽培トマトで萎凋病菌レース1、レース2及び根腐萎凋病抵抗性品種を侵す、わが国では未確認であったトマト萎凋病菌レース3の発生を初めて確認した。生産環境研究所・病害虫部・野菜花き病害虫...
要約 完熟収穫に適して食味が優れ、ホルモン処理やマルハナバチによる着果作業が不要で省力栽培が可能な単為結果性トマト新品種「試交99-2」を育成した。 背景・ねらい トマトの輸入が急増し、国際競争が激化する...
要約 穂木形成器具によるきゅうりの接ぎ木において、割り接ぎは慣行の呼び接ぎの約2倍の作業能率が得られる。また、割り接ぎ苗は夏期の高温時においてもほぼ100%が活着し、慣行の呼び接ぎ苗と同等の生育・収量...
要約 非病原性フザリウム・オキシスポラムSNF-356菌株を、温室メロンの育苗用土及び、蒸気消毒直後のメロン栽培用ベッドの土壌に接種することにより、つる割病が防除できる。温室メロンでは、本菌資材の使用によ...
要約 抑制キュウリでは、50穴角形セルトレイを用い、断根挿し接ぎ後、直ちに挿し木し、7日間養生・順化することで、直接定植を前提としたセル成型苗の自家育苗が可能となる。 背景・ねらい
近年、ハウスキ...
要約 キュウリのハウス栽培で、3.5葉期に主茎を3節で摘心した苗を用い、主茎の第2、3節から発生した第1次側枝を誘引する育苗時摘心2本誘引仕立て法で栽培した場合、慣行とほぼ同等の収量が得られ、栽培管理の...
高知方式湛液型ロックウールシステムによるキュウリの半促成栽培
要約 高知方式湛液型ロックウールシステムによるキュウリの半促成栽培では、‘シャープ1’を使用し、育苗時摘心2本仕立て法で栽培することで、土耕に比べて増収し、初期の整枝や収穫等の軽作業化が図られる。 背...
要約 高知方式湛液型ロックウールシステムによるキュウリの抑制栽培では、‘なおよし’を使用し、育苗期には山崎キュウリ処方準拠の0.4単位、本圃では1.0単位の培養液を用いて摘心仕立てで栽培することで、土耕に...
要約 ナス青枯病に対して、「台太郎」を台木として用いることで、Ⅰ~Ⅴ群の全ての菌群に高い防除効果が期待できる。 背景・ねらい
高知県のナス栽培において、青枯病は難防除病害とされ、毎年4~5割の圃場...