要約 促成栽培に適し、大果・果重型で、寒冷地においても冬期の草勢が強く、‘とちおとめ’、‘さちのか’と同等または優る収量を確保でき、良質の果実形質を有し、うどんこ病に強い品種‘もういっこ’を育成した。 キ...
要約 促成栽培用イチゴ新品種「ゆめのか」は、大果・多収で、糖度と酸度が共に高く良食味で、果肉が多汁質で果皮は硬いため流通適性が高い、また、草勢強くて栽培容易であるなど、優れた特性を有する。 キーワー...
キュウリうどんこ病菌のステロール脱メチル化酵素阻害剤(DMI剤)標的酵素遺伝子(CYP51)の構造及びDMI剤抵抗性
要約 キュウリうどんこ病菌のCYP51遺伝子は、ゲノム中に1コピー存在し、既報の植物病原糸状菌CYP51と類似した構造をもつ。DMI剤耐性菌では、基質または薬剤結合部位周辺に1~4個のアミノ酸残基置換を伴う塩基の変...
要約 早生・多収で、整粒歩合が高く、大麦縞萎縮病I・III型及びうどんこ病に抵抗性で麦芽品質が優れる二条大麦「サチホゴールデン」を奨励(認定)品種として採用する。 キーワード 二条オオムギ、大麦縞萎縮病抵...
PO系紫外線除去フィルムによる灰色かび病、ワタアブラムシの発生抑制効果
要約 PO系紫外線除去フィルムを展張した雨除けハウスのキュウリでは、一般のPO系フィルムや農ビフィルムと比べて、灰色かび病やワタアブラムシの発生が抑制され、その効果は従来の農ビの紫外線除去フィルムと同程...
要約 ジチオカーバメート系などの殺菌剤散布は,キュウリやナシの葉面糸状菌相を単純化させ糸状菌数を減少させるが,非殺菌性の病害抵抗性誘導化合物,アシベンゾラルSメチルは葉面糸状菌相に影響しない。 背景...
温室内の湿度制御によるキュウリの病害発生抑制と生育・収量の向上
要約 キュウリのハウス抑制栽培で、温室内の相対湿度を90%以下に制御すると多湿条件で発生するべと病、褐斑病の発生を大幅に抑制できる。健全葉が確保されて生育はやや旺盛になる。 キーワード キュウリ、湿度制...
ストロビルリン系薬剤耐性イチゴ炭疽病菌に対する育苗期のビニル雨よけと有効薬剤による体系防除
要約 ストロビルリン系薬剤(QoI)耐性イチゴ炭疽病菌に対し、他系統薬剤は防除効果を示し、特に、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤(DT剤)の効果が高い。さらに、育苗期のビニル雨よけとDT剤を...
温室内の湿度制御によるミニトマトの病害発生抑制と生育・収量の向上
要約 ミニトマトの促成栽培で温室内の相対湿度を90%以下に制御すると、葉カビ病等の多湿に起因する病害の発生が抑制できる。健全葉が確保され草勢が向上するため収量が増加し、裂果の発生も抑制され可販果率も向...
要約 四季成り性イチゴ品種「栃木18号」は夏秋どり栽培に適し、高品質で収量性が高い。 キーワード イチゴ、夏秋どり栽培、四季成り性、果実品質
背景・ねらい イチゴは、端境期の7月から10月にかけて業務用...
要約 イチゴ新品種「サマープリンセス」は四季成り性で、果実の形状や色沢などの果実品質が優れ、奇形果や乱形果が少なく収量性が高く、夏季冷涼な地域で7~11月に収穫する夏秋どり栽培に適した品種である。 キー...
要約 「女峰」と「宝交早生」の交配系統に「とよのか」と「濃姫」の交配系統を交配して得られたイチゴ新品種「美濃娘」は食味、硬度、外観等の果実品質が優れ、連続出蕾性が優れるため多収である。 キーワード イ...
AFLP法による東・南アジアのメロン遺伝資源の遺伝的関係の解析
要約 AFLP法によると日本の網メロンとマクワ・シロウリ類は、どちらも遺伝的変異の小さい集団である。マクワとシロウリ類は一つのグループに分類され、また、南アジアの小粒系と密接に関係する。一方、インドのメ...
要約 アシタバの未記録病害9種について、防除の基礎とするため、病原菌を同定し、病名を付した。また、葉枯病に対してイプロジオン水和剤が有効である。 キーワード アシタバ、新病害、薬剤防除、野菜
背景・...
要約 山口県農試育成系統「山口2号」を種子親に、同育成系統「HST」を花粉親にして交配し、育成した促成栽培用の品種である。うどんこ病に強く、果実が硬く、食味が良い。草姿は立性で、促成栽培期間中の腋芽...
栽培が容易で食味の良い、春系のアールス系メロン新品種候補「秋試交12号b」、「秋試交12号c」の育成
要約 地床栽培可能な、春系のアールス系メロン「秋試交12号b」(緑肉)、「秋試交12号c」(赤肉)を育成した。共に、低温条件下の半促成作型で肥大力が旺盛で栽培しやすく、食味が良い。 キーワード 春系、アール...
天敵と熱水土壌消毒を核とした秋冬作メロンの総合的病害虫管理体系
要約 秋冬作の施設栽培メロンにおいて、コレマンアブラバチ、タイリクヒメハナカメムシ等の天敵類や熱水土壌消毒と選択的農薬を組み合わせることにより、ワタアブラムシ、アザミウマ類、黒点根腐病、うどんこ病等...
栽培が容易で食味の良い、夏系のアールス系メロン新品種候補「秋試交24号」の育成
要約 地床栽培可能な、夏系の赤肉アールス系メロン「秋試交24号」を育成した。先に育成した緑肉アールス系メロン「秋田甘えんぼ」と父本が同じで、抑制作型で栽培しやすく、果肉が橙色で食味が良い。 キーワード ...
要約 イチゴ「砂丘S3号」は、東北寒冷地帯で行われている冬季間無加温で低温遭遇時間を制御する低温カット栽培に適応性が高い。果実特性は、宝交早生より大玉で、光沢があり、果実硬度が高く、流通性や輸送性も...
夏秋どりに向くイチゴ四季成り性品種候補「盛岡29号」及び「盛岡31号」
要約 「なつあかり」は四季成り性で、果実が大きく、食味が優れるため、夏秋期の生食用として利用できる。「デコルージュ」は四季成り性で、うどんこ病に強く、果実が硬く、果の揃い、光沢、果実外観が優れるため...