要約 本県育成の日本なし「あけみず」は、果肉先熟型で収穫適期判定が難しいため、カラープリンターで作成した試作カラーチャートにより果実表面色と熟度の関係を調査したところ、表面色の経時的な変化は比較的小...
要約 日本なし「南月」は「越後」に「新水」を交配し、育成したもので、育成地(長野県下伊那郡高森町)では9月上~中旬、「幸水」と「豊水」・「二十世紀」の間に収穫になる中生種で、糖度が高く良食味の青なし...
要約 日本なし「幸水」のえき花芽着生率は園地の立地する土壌群により大きく異なり、灰色低地土では高く、粘質の褐色森林土では低かった。また、同一土壌群においては園地の立地する標高が低いほど着生率は高かっ...
要約 日本ナシ「幸水」の地上部新生器官における窒素吸収量は、満開期から収穫期にかけて、ほぼ直線的に増加する。この特性に基づき、総窒素施肥量の3割を果実肥大期に追肥することにより、現在の基準である基肥...
要約 積雪地域において波状棚・斜立主幹形仕立て、密植植栽を用いれば、積雪に強い周年被覆単棟型ハウスでの日本なし「幸水」の積雪期からの加温栽培が可能となる。また、1月下旬からの加温により、6月上旬に品...
日本なし「幸水」の波状棚・早期加温栽培の軽作業・労働分散効果
要約 積雪地域における日本なし「幸水」の周年被覆・単棟ハウス、波状棚・斜立主幹形による早期加温栽培は、平棚での従来施設栽培より作業姿勢が改善され、労働時間も短縮できる。また、露地との組合せにより、集...
要約 ナシ台木(マンシュウマメナシ)の子葉に感染力が強く、不定芽形成を促進するアグロバクテリウム野生株AKE10を選抜した。さらに、バイナリーベクターを保有するAKE10株により、子葉培養系を用いて形質転換体...
要約 ナシ「新高」の袋掛けにおいて、慣行の2回掛け資材を併せ袋として1回掛けにすることにより約50%の省力化となった。また、1回掛けを行う場合の袋掛け時期は、満開後80日頃までに行えば品質上問題ない。熊本県...
要約 ナシ「新高」の果実肥大は、3~5年生の側枝に着果したものが最も肥大が良いことを明らかにした。したがって、側枝の更新は6年生で行うのが良い。熊本県農業研究センター・果樹研究所・落葉果樹部 背景・ねら...
ハウス栽培における日本なし「幸水」果実の水散布による外観向上
要約 日本なし「幸水」のハウス栽培において、水を満開後25日から40日にかけて4回散布することにより、果点および果点間コルクの発達が良好となり、果実の外観が向上する。 背景・ねらい ハウス栽培における日本...
要約 日本なし「豊水」では、直径2cm程度の太さまでの側枝を用いることにより、1果重を減少させることなくせん定作業の省力化が図れる。側枝の肥大の抑制には、側枝上の短果枝を少なくし、長大になりそうな新梢を...
要約 日本なし「幸水」、「豊水」、「南水」の成熟日数は、満開日から30日間の平均気温と高い相関がある。各品種の回帰式は、幸水:y=-3.65x+177.3、豊水:y=-4.29x+203.3、南水:y=-4.06x+209.6(xは満開日から3...
要約 「新高」の長果枝利用栽培では慣行の短果枝主体栽培に比べ整然とした樹形で、せん定作業が省力化できる。また、果実重・果実品質に差はない。高知県農業技術センター果樹試験場 背景・ねらい 「新高」の長果...
日本なし「幸水」の施設作型における燃料消費量の算出法と効率的な温度管理への応用
要約 日本なし「幸水」の施設作型において施設内外温度差と燃料消費量の関係から暖房経費の予測をすることで、一定の収穫期における最も効率的な温度管理法(加温開始期、温度設定)の選択が可能となる。 背景・...
透湿性白色フィルムのマルチによる日本なし「幸水」の収穫期前進化
要約 日本なし「幸水」はGAペースト処理と7月上旬の透湿性白色フィルムのマルチングを併用することにより、収穫期を10日程度前進させることができる。また、7月下旬のマルチングによっても収穫期を7日程度前進...
「ラ・フランス」より早く出荷できる西洋なし新品種「越さやか」
要約 「バートレット」に「ラ・フランス」を交雑して西洋なし新品種の「越さやか」を育成した。収穫適期は9月下旬で、10月上旬から可食期となる中生品種であり、食味は甘酸に富んで良好である。花芽着生が良く早...
要約 日本なしのマンガン欠乏は陽イオン交換容量の低い土壌条件で発生が多い。改善対策として、葉が展開した6月に10~14日間隔で2回の0.2%硫酸マンガン溶液の葉面散布及び11月下旬以降の冬期間にマンガン資材(可...
要約 日本ナシ「幸水」の自然条件下での自発休眠完了時期及び摂氏7.2度以下の低温要求量は、それぞれ宮崎県と鹿児島県では1月第4~5半旬で700~750時間、大分県では1月第5半旬で900時間である。鹿児島県果樹試験...
要約 日本なし「幸水」の地上部新生部分(新梢、葉、果実)における生育量、窒素吸収量は、「ゴールド二十世紀」に比較して少ない。また、「幸水」は新梢葉や果実への窒素分配が多く、果実肥大中期の窒素吸収割合...
要約 栃木県内のメッシュ気象図の日平均気温を用いて、県内各地域の日本なしの開花期を予測し、メッシュ図として表示するプログラムを開発した。 背景・ねらい 日本なし栽培において、開花期前後の管理作業を計画...