牛枝肉への3週間の乾燥熟成処理は歩留を下げるが肉質を改善する
要約 枝肉庫内で約3週間の乾燥熟成処理を行うと、脱水により枝肉重量は約1%減少し、部分肉重量は約9%減少するが、硬さの低下や旨味の増加など肉質が改善される。 キーワード 枝肉熟成、歩留、肉質、肉用牛 背景・...
要約 ジャージー種雄子牛は、離乳後から3ヵ月間放牧肥育することにより、出荷時体重が約200kg、枝肉重量は約90kgになる。ロース、バラおよびモモのたんぱく質含量は約20%、脂質含量は1%以下であり、市販肉と比べ...
豚肉の肉質関連代謝物質の分布およびと畜後の生成過程は筋肉間で異なる
要約 ブタの腰最長筋(ロース)には、中間広筋(モモの一部)に比べ、β-アラニン関連物質が多く含まれるが親水性アミノ酸が少ない。貯蔵中ではイノシン酸を含むATP分解産物と、疎水性アミノ酸やペプチド等タンパ...
要約
肥育中期のTDN給与量を調節することで枝肉の皮下脂肪および筋間脂肪割合を抑制できる
要約 黒毛和種去勢牛の肥育において肥育中期のTDN給与量を日本飼養標準におけるDG0.7kgに必要な要求量に調節すると飽食給与した区と比べ、枝肉の「とも」部分において筋間脂肪割合が少なくなる。また、「もも」部...
胸最長筋の粗脂肪含量が高い枝肉ではもも筋肉の粗脂肪含量も高い
要約 黒毛和種去勢肥育牛のもも筋肉の粗脂肪含量は胸最長筋粗脂肪含量の32%~65%程度である。また、胸最長筋前部(第6~7胸椎部)ともも筋肉の大半を占める大腿二頭筋、半膜様筋および半腱様筋の粗脂肪含量には...
要約 と畜時の牛体に、低電圧電気刺激処理(電圧21V)を行うことにより、肉が柔らかくなり、また、肉色では明度、赤味が強くなるなど外観が良くなり、牛肉の品質が向上する。 背景・ねらい 電気刺激処理は、...