要約 ブドウ、モモ園で生じるせん定枝をチッパーで粉砕後、鶏ふんを添加し腐熟期間中に3回切り返し作業を行えば、せん定終了から基肥施用の間の6~8ヶ月間で完熟堆肥が生産され、環境に配慮したリサイクル農業...
有機栽培のためのイチゴ「サンチーゴ」に適した育苗時の施肥技術
要約 「サンチーゴ」の有機栽培では、樹皮廃棄物を発酵させたバークとパーライトの混合培地を用い、育苗時に有機質肥料(6-6-4)を慣行の1/4に減肥することにより、12月上旬から頂果房を収穫でき、5t/10a以上の可販...
要約 家畜ふん堆肥を露地野菜栽培で連用すると、通常化学肥料で施用するリン酸、またはカリの施用量を、堆肥の成分で代替でき、リン酸、カリの化学肥料削減が可能である。ただし、窒素が不足するので、必ず不足量...
ペレット鶏糞を用いた水稲後作冬春レタスの50%減化学肥料栽培
要約 冬春レタス栽培で化学肥料を50%削減しても、基肥時にペレット鶏糞1t/10aを全層施用することにより慣行と同等の生育・収量が得られる。有機配合を利用した50%減化学肥料栽培に比べ、ペレット鶏糞を利用する...
背景・ねらい 高窒素含有鶏ふん堆肥の安定生産は、鶏ふんの有機肥料としての利用促進を図るうえで有効な手段と考えられる。これまで、配合飼料で飼育した採卵鶏の新鮮鶏ふんの全窒素量は約6%、内50%(30mg/g)...
鶏糞たい肥の適正施用による普通期水稲「ヒノヒカリ」の安定栽培技術
要約 普通期水稲「ヒノヒカリ」において、化学肥料の代替として全窒素量の75%を鶏糞たい肥にすると、化学肥料単用と同等の収量を確保でき、かつ玄米タンパク含量は化学肥料単用と同程度である。 キーワード イネ...
生ごみメタン発酵消化液の特別栽培小麦への追肥利用と散布機の開発
要約 生ごみ原料メタン発酵処理残さ液(消化液)は、特別栽培の小麦への追肥効果が鶏ふんより高く、収量の向上、粗タンパク質が向上する。消化液の小麦追肥散布機を試作し作業可能面積を試算した。 キーワード コ...
要約 ペレット化した鶏ふん堆肥と牛ふん堆肥および尿素を組み合わせた成分調整型堆肥を利用した、秋まきマルチニンジンは、化学肥料単用と同等の収量が得られ、化学肥料を削減できる。なお、成分調整型堆肥の利用...
堆肥連用水田土壌の窒素安定同位体自然存在比の30年にわたる推移
要約 堆肥の窒素の安定同位体自然存在比(δ15N値)はその材料、腐熟度を反映する。水田土壌のδ15N値は堆肥無施用を続けると低下し、稲わら堆肥連用でほぼ一定に推移、家畜ふん堆肥連用で上昇する。 背景・ねらい
完熟堆肥を連年施用した飼料畑下層における硝酸態窒素濃度の推移
要約 4年間、飼料畑に毎年完熟堆肥を原物重量で8t/10a施用し続け、硝酸態窒素の地下浸透状況を継続調査したところ、80cm深の土壌溶液は比較的低濃度で推移するが、硝酸態窒素は作土層下方まで浸透する。 キーワ...
要約 牛ふん堆肥中易分解性有機物は他の有機質資材に比べ総じて少なく、難分解性有機物が多い。豚・鶏ふん堆肥は幅広い分解性を示す。家畜ふん堆肥を含めた有機質資材共通の易分解性有機物の指標としてAD(酸性デ...
水稲「コシヒカリ」栽培における鶏ふん堆肥の連用による適正施用量
要約 水稲「コシヒカリ」栽培において、鶏ふん堆肥(発酵鶏ふん)窒素5kg/10aを基肥として連用することによって9年間にわたって収量は確保できる。しかし、連用によって玄米中の粗タンパク質含有率には上昇傾向...
要約 リンゴのせん定枝を堆肥化する際、チップの粒度が細かいと腐熟が遅れるが、粒度にかかわらず、鶏ふん等の腐熟促進剤を加え3回程度切り返しを行うことにより、約半年で、腐熟化した堆肥を生産できる。 キー...
要約 鹿児島県における農業生産由来の潜在的窒素発生量は家畜ふん尿由来が62,905t/年、化学肥料由来が18,864t/年、単位耕地面積当たりはそれぞれ476kg/ha、143kg/haの合計619kg/haと推定される。また、本県の農地...
要約 家畜ふん堆肥と土壌を混和した時に発生する二酸化炭素量から、堆肥の腐熟程度を判定できる。この二酸化炭素発生量は家畜ふん堆肥中の易分解性有機物量を推定していると考えられ、家畜ふん堆肥の農耕地施用の...
要約 採卵鶏糞による悪臭に、ミカンジュース粕、米糠、過燐酸石灰のいづれも低減効果がある。これらの投資限界から求めた糞に対する散布混合限界割合はそれぞれ35%、35%、12%であって、この場合の散布混合1週間後...
要約 肉骨粉の畜種別由来識別は、近赤外スペクトルによる「吸収バンド吸光度比較法」、「差スペクトル法」で識別でき、近赤外分析法によるウシ由来肉骨粉の定量では高精度で迅速にしかも簡易に定量できる。 キー...
要約 根域を制限してミニトマトを栽培することにより、有機質肥料調製法の影響を判定できる。有機質肥料の連用、特に有機質肥料を好気発酵させて施用した場合には、化学肥料施用の場合と比較して、収量が高まる。...
要約 福島、栃木県内の秋冬作露地栽培ホウレンソウのβ-カロテン含量は、有機栽培より慣行栽培で生産されたものの方が有意に高い。それには、土壌と肥料の種類の違いがそれぞれ関与している。 キーワード ホウレン...
トマト茎葉と鶏ふんの混合堆肥化による萎凋病菌の殺菌効果と堆肥利用
要約 トマト茎葉残さを切断し、鶏ふんで被覆して堆肥化すると発酵温度は60℃以上を1ヶ月以上継続し、トマト萎凋病菌はほとんど死滅する。できた混合物堆肥は肥料成分にも富み、トマト栽培で循環利用可能な堆肥にな...