要約 牛舎と鹿舎においてはシナハマダラカが最も多く捕獲され,アカイエカ,ヤマトヤブカが続いた。これらのカはウシとシカ両方から吸血した。シナハマダラカにアカバネウイルスを接種したところ20日以上,虫体内...
盛岡市の放牧地と牛舎におけるCulicoides属ヌカカとその吸血源及び発生源
要約 放牧地と牛舎では,ミヤマヌカカ,シナノヌカカ,ナミヌカカ等15種のヌカカ類が採集され,そのうち6種はウシから吸血している。ミヤマヌカカは牛舎周辺の牛糞が混入した土壌から,マキバヌカカは放牧地裸...
ヒツジはVFAとアンモニアの吸収量の変化で飼料フレーバーへの嗜好性を学習する
要約 飼料摂取後の血液中へのプロピオン酸、酢酸およびアンモニアの吸収量の増加が、ヒツジが飼料フレーバーに対する好き嫌い(嗜好性)を学習するための生理的要因となる。 背景・ねらい
家畜の餌に対す...
要約 工場残廃材である樹皮の有効利用を図るため、樹皮に多量に含まれている縮合型タンニンの含有量、化学構造、ホルムアルデヒド吸着能、繊維素材への染色性を明らかにするとともに、抗菌繊維及び液状炭化物の調...
要約 エゾシカの乾物摂取量および消化管内滞留時間に季節変動がある。乾物消化率は季節変動が少ない。1日の排糞回数は6~10月で9.7~14.3回/日であり、糞100粒の乾物重量から1日の乾物摂取量が推定可能である...
要約 妊娠初期に高発現であり、妊娠への関与が示唆されるMx遺伝子は、ウシにおいては選択的スプライシングにより少なくとも二つのスプライシングヴァリアントが存在し、うち一つの転写調節領域に機能的配列が認め...
要約 採卵鶏の毎日7時間絶食による39週齢から73週齢の制限給餌は、不断給餌に比べて、飼料消費量が3.5%の制限となり、産卵率は3.4%低下するが、43週齢時の羊赤血球凝集抗体価を上昇させる。 背景・ねらい 近年...
要約 実験的チアミン欠乏めん羊の血液化学発光能(CL能)は,血中チアミン濃度の減少が潜在性チアミン欠乏となる時点から低下した。低下したCL能は,フルスルチアミンの投与によって回復することが判明した。 ...
ウシ肝細胞のハプトグロビン産生に対するウシインターロイキン6の作用
要約 ウシ初代培養肝細胞でのハプトグロビン産生誘導活性は炎症性サイトカインの一つであるIL-6が最も強く,この活性は他の炎症性サイトカインとの相互作用により制御されている。 要約(英語) The objective ...
要約 豚コレラウイルスならびに牛ウイルス性下痢ウイルスを中心としたペスチウイルスの塩基配列の比較から分子系統樹を作成し,ペスチウイルスの遺伝子型による分類法を確立した。 要約(英語) Genetic char...
血清飢餓培養を行わないウシ体細胞クローン胚およびクローン子牛の生産法
要約 牛の体細胞クローン胚を生産する場合、ドナー細胞として用いる体細胞は0.5%血清添加培養液で飢餓培養することなく、10%血清添加培養液で通常培養した細胞をドナー細胞として使用できる。この方法によって作...
要約 成牛の皮膚由来の線維芽細胞をドナーとした核移植により得られた胚を移植することによりクローン牛が得られた。鹿児島県肉用牛改良研究所・新技術開発研究室 背景・ねらい 英国での体細胞クローン羊の報告は...
におい物質添加とルーメン内へのVFA注入によって条件づけられる嗜好性の変化
要約 においを添加した飼料の給与と同時にプロピオン酸ナトリウムまたは酢酸ナトリウムをルーメン内に注入する処理を反復することにより、嗜好性の条件づけが可能となる。 背景・ねらい 草地における家畜の採食行...
要約 草地への糞臭散布によって放牧家畜の採食は抑制され、穀類のエーテル抽出物の散布によって採食が促進される。抑制および促進の程度は、におい物質の散布量、放牧地の草量、草質の影響を受けた。 背景・ねら...
要約 牛胎子由来および成牛由来体細胞を除核卵子に核移植し再構築胚を作出した。体細胞核移植胚を受胚牛に胚移植した結果,受胎が認められ,産子が得られた。得られた産子のD N Aマーカーは供核細胞と一致し,クロ...
要約 原子炉利用の最新技術である即発ガンマ線分析法により畜産関連試料中のホウ素を簡便に0.1μgのレベルで定量可能なことを確認した。この方法を適用して羊のホウ素代謝を調べた結果,ホウ素は速やかに吸収され,...
要約 複数のプライマーを使用するマルチプレックスPCRを利用した肉種鑑別法を開発した。この方法はPCR産物を電気泳動し,バンドのサイズを見るだけでウシ,ブタ,ヒツジ,ヤギ,ウマ,ニワトリの主要食肉6種を同時に鑑...
要約 複数のプライマーを使用するマルチプレックスPCRを利用した肉種鑑別法を開発した。この方法はPCR産物を電気泳動し、バンドのサイズを見るだけでウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ニワトリの主要食肉6種を...
肉用牛の肥育前期用混合飼料におけるNDFの消化率と乾物・養分摂取量
要約 肉用牛(ホルスタイン種去勢牛)の肥育前期を対照とした混合飼料中の中性デタージェント繊維(以下NDF)の消化率は、粗飼料の配合割合が25~100%の範囲では変化が無く一定である。また、乾物・養分摂取量はN...
要約 搾乳牛に乳頭炎が発生し,膿疱からパラポックスウイルスが分離された。分離ウイルスを抗原に用いた寒天ゲル内沈降試験により関東地方の牛について疫学調査を行った結果,50%以上が抗体陽性で,年齢ととも...