窒素肥料を施用した黒ボク土畑圃場からの亜酸化窒素と一酸化窒素の発生
要約 化学窒素肥料と有機質資材を全面全層施肥して野菜を栽培したライシメータ畑圃場(黒ボク土)での亜酸化窒素(N2O)と一酸化窒素(NO)の合計窒素量の施肥窒素量に対する発生割合は,0.06~1.46%であった。...
要約 鶏ふん堆肥(採卵鶏、副資材なし)の窒素無機化量は、短期的には乾物あたり窒素含量と相関が高く、遅効的(地温30℃、4~20週に相当)画分は鶏ふん堆肥の窒素含量に関わらずほぼ一定である。このことから、鶏...
要約 堆肥中水溶性肥料成分のアンモニア・硝酸・リン酸・カリは、小型反射式光度計を用いることにより簡易分析が可能である。 背景・ねらい 家畜ふん堆肥のリサイクルを推進する上で、堆肥中肥料成分を踏まえた施...
要約 水稲・レタス輪作ほ場(灰色低地土)では、水稲作付時に6kg/haを上回るリン酸が流出していた。現地で一般化している牛鶏糞おがくず混合堆肥を2t/10a施用すれば、含まれるリン酸を考慮して、リン酸施肥量を3...
近赤外分光分析計による豚ぷん堆肥及び鶏ふん堆肥成分の迅速定量技術
要約 近赤外分光分析計(NIR)を用いて、豚ぷん堆肥の全窒素・灰分、鶏ふん堆肥の全窒素・有機炭素・灰分の含量を迅速に推定可能である。宮崎県畜産試験場・飼養部・飼料草地科 背景・ねらい 良質堆きゅう肥の生...
要約 鶏糞おがくず堆肥を普通期水稲栽培に利用する場合 、初年目は代かき10日前の1,000kg/10a施用で化成肥料基肥窒素4kg/10aと同等の収量が得られる。また連用す ることによって収量は増加するが、玄米蛋白質含有...
要約 露地野菜地帯の窒素収支は収穫物として搬出される窒素量の約2~4倍の投入超過で、多量の無機態窒素が残存する。これの回収には深根性畑作物の活用が期待できる。さらに、窒素流出量の削減には深根性畑作物の...
堆肥および化学肥料を施用した水田におけるδ15N値を用いた水稲の起源別窒素量の推定
要約 土壌、堆肥、化学肥料のそれぞれのδ15N値に差がある場合、堆肥の種類や化学肥料の施用量を変えて栽培された水稲体内Nのδ 15N値に違いが生じる。その変動を調べ、アイソトープマスバランス法で計算するこ...
家畜ふん堆肥施用による赤黄色土における硝酸態窒素の環境負荷軽減効果
要約 赤黄色土におけるスイートコーン露地栽培において、発酵鶏ふん、豚ぷん堆肥及び牛ふん堆肥の3種類の家畜ふん堆肥の6年間の施用試験より、土壌溶液に含まれる硝酸態窒素濃度はいずれも化学肥料よりも低い濃度...
要約 水田条件での家畜ふん堆肥からの窒素発現量を30℃4週間培養窒素及び全窒素から推定するモデルを作成し、水稲の窒素吸収量によりその適合性を確認した。 背景・ねらい 持続的農業の推進によって、有機物の施用...
要約 赤黄色土におけるスイートコーン露地栽培において、発酵鶏ふん、豚ぷん堆肥及び牛ふん堆肥の3種類の家畜ふん堆肥を施用した場合、土壌溶液に含まれる硝酸態窒素濃度はいずれも化学肥料よりも低い濃度で推移...
要約 近赤外分光法により、肉牛ふん堆肥では水分、全窒素、リン酸、加里、石灰、苦土、および全炭素を、鶏ふん堆肥では水分、全窒素、石灰、苦土および全炭素を迅速に推定することができる。福岡県農業総合試験場...
全量有機質肥料(乾燥鶏糞・大豆粕)による早期栽培コシヒカリの施肥技術
要約 早期栽培コシヒカリにおいて、乾燥鶏糞と大豆粕の全量有機質肥料の施用によって化成肥料による慣行と同等の収量が得られる。基肥窒素は、大豆粕では化成より1kg/10a増肥、乾燥鶏糞では化成並に施用し、穂肥...
要約 本病汚染土壌にフスマまたは米糠を1t/10a混和し、100~150㎜の潅水と土壌表面被覆・ハウス密閉により、ほ場容水量以上の水分と平均30℃以上の地温を維持する。これにより土壌の酸化還元電位が低下し、20日間...
発酵鶏ふんと菜種油粕を利用した水稲「ヒノヒカリ」の全量有機物施肥法
要約 発酵鶏ふんを利用して水稲「ヒノヒカリ」の施肥全量を有機物で施用するには、基肥に発酵鶏ふんを用い、地力の低い圃場では、化学肥料に対するの窒素肥効率を25%とし、地力が高い圃場では35%とする。穂肥には...
要約 ニンジン、レタスは鶏ふんを基肥連続施用することによって化学肥料栽培並みの収量が得られ、無化学肥料栽培が可能となる。また、連用中止後も3年間は、30%の肥料節減が可能である。 背景・ねらい 近年の消...
有機物連用における露地栽培レタス−ブロッコリー体系の効率的肥培管理技術
要約 有機物を連用した露地圃場のレタス-ブロッコリー栽培において、堆肥と有機質肥料を減肥しても化学施肥栽培並の収量が得られる。また、適正な有機物施用量は、作付け前土壌の腐植含有率から推定できる。 背...
要約 露地野菜に対して、家畜ふん堆肥の窒素肥効率を考慮して、化学肥料相当量を施用すると、化学肥料栽培並の収量が得られる。 背景・ねらい 有機物利用法は地力維持の観点に立ったものが多く、施肥基準の上乗せ...
田面水の水質およびトリハロメタン生成能に及ぼす肥培管理の影響
要約 代かき・移植・除草などの土壌撹拌や鶏糞の施用は,田面水の溶存態有機物濃度(DOC)を高め,浄水処理の際の塩素消毒でのトリハロメタンの生成能(THMFP)を高めた。塩化アンモニウム系の肥料および鶏糞の...
水稲の中山間地における黒色再生紙を活用した有機質肥料の施用による栽培法
要約 移植時に低温となる中山間地においては、除草に黒色再生紙マルチを用い、基肥にコシヒカリの場合なたね油粕80kg/10a施用し、本田病害虫防除2回で慣行栽培に近い生育・収量が得られる。 背景・ねらい 化学...