飼料イネ・ニンジン二毛作における家畜ふん堆肥及び尿液肥の施用効果
要約 水田(水稲または飼料イネ)の裏作にニンジンの作付が行われている二毛作地域において、家畜ふん堆肥、尿液肥を施用することにより、飼料イネ及び裏作ニンジンの収量を維持・向上することができる。 キーワ...
水田地帯における飼料用イネを用いた牛乳の効果的な販売促進方法
要約 消費者は牛乳の購入時に賞味期限等に加え飼料の安全性を重視しており、飼料イネWCSを利用することで30~50円/L程度の価格上乗せが期待できる。また、販売する際は、水田地帯であればその保全を訴えるなど地...
ホールクロップサイレージ用稲にノビエが多く混入した場合の刈取時期
要約 ホールクロップサイレージ用稲にノビエが多く混入した場合、発酵粗飼料原料(稲+ノビエ)の水分含量は高くなるが、刈取時期を遅らせることにより水分が低下し良好な発酵品質を確保できるため、刈取時期は稲...
要約 パーラー排水は40L/頭/日発生し、そのBOD、SS濃度は1,000mg/L以下であり無希釈で浄化処理可能である。この排水を浄化処理する施設の設置には40,000円/頭を要し、運転コストとして200円/頭/月必要となる。 キ...
要約 大麦・イタリアンライグラス混播は、イタリアンライグラス単播と比較して乾物収量が高く、乳牛による嗜好性に優れている。エンバク単播は1回刈りで高収量なため省力的である。いずれも飼料イネの裏作として...
稲発酵粗飼料に混入した非硬実の水田雑草種子はサイレージ発酵で死滅する
要約 稲発酵粗飼料に混入したヒメタイヌビエ、アメリカセンダングサなどの非硬実の主要水田雑草種子は、90日~180日間のサイレージ発酵で死滅する。硬実のクサネム種子はサイレージ発酵や乳牛第1胃内の滞留では死...
飼料イネ跡における大麦・イタリアンライグラス混播の最適播種量と刈取適期
要約 大麦・イタリアンライグラス混播の最適播種量はイタリアンライグラス3kg/10aに大麦5~7kg/10a、又はイタリアンライグラス2kg/10aに大麦7kg/10aであり、乾物収量、可消化乾物収量ともに高くなる刈取適期は1番...
キーワード 牛ふん堆肥、オガクズ、発芽試験 背景・ねらい オガクズは敷料や副資材などに利用され、畜産農家にとって非常に有用な資材の一つであり、オガクズで調整した家畜ふん堆肥の生産量も多い。しかし、オガ...
要約 耕畜連携に参加する酪農経営及び耕種経営の所得が増加する条件は、稲発酵粗飼料の収量が技術開発の目標水準へ向上すること(DM換算1,055kg/10a)、あるいは稲発酵粗飼料の取引価格がDM1kg当たり36.1円から47.2...
要約 飼料イネ生産・利用による耕畜連携資源循環システム導入の前後で二酸化炭素排出量を比較すると、現在のWCSの生産水準では耕畜連携が成立する場合でもCO2排出量は増加する。一方、栽培技術の向上により物財費...
要約 稲WCSを基軸とする耕畜連携システムの構築により生じる、飼料自給率向上、畜産糞尿循環利用、水田保全に関わる便益と、稲WCSの生産や糞尿の水田還元に関わる費用を比較すれば、便益/費用比は、肉牛肥...
堆肥供給組織の運搬・散布サービス提供を規定する要因と稲作農家の評価
要約 堆肥供給組織の運搬・散布サービス提供は、堆肥生産規模、畜種、近隣農家の耕地面積規模・牛豚飼養密度、都市化、作業人員確保、等の要因に規定される。稲作農家は、耕地面積が大きく、高齢なほど、運搬・散...
水稲早期栽培におけるオガクズ牛ふん堆肥連用田の窒素発現と水稲生育の特徴
要約 オガクズを副資材とする牛ふん堆肥を水田へ連年施用した場合、施用3年目以降で窒素発現量が安定し年次による差が小さくなる。水稲の窒素吸収量は生育初期には少なく、最高分げつ期頃に急速に増加する。 キー...
中山間農業地域における不在地主が所有する農地管理の現状と意向
要約 不在地主は居住地までの距離や不在化年数のような所有農地のある自治体との地縁の深さによって、農地の管理状況や今後の意向に違いが見られる。所有農地から遠くに居住し、不在化期間が長い不在地主の農地は...
要約 家畜尿由来の液肥は簡易曝気による臭気低減が可能であり、水田への散布の均一性にも問題なく、水稲への追肥としての利用においては収量的にも遜色がみられない。 キーワード イネ、家畜ふん尿 背景・ねらい ...
要約 稲発酵粗飼料の評価は、給与対象牛により異なり、肉牛経営では発育や産肉性への効果が見られる育成牛に給与する経営で、酪農では自給飼料生産圃場が少なく家畜排せつ物の利用促進が課題となっている経営にお...
要約 暑熱環境下において、飼料イネサイレージ「ニシアオバ」を、輸入オーツ乾草の代替としてTMRに乾物中20%程度混合して乳量約30kgの乳牛に給与した場合、乾物摂取量は1kg程度少ないが、乳量、乳成分への影響は...
要約 搾乳牛に給与する混合飼料(TMR)の粗飼料として、稲発酵粗飼料を乾物割合で24%程度混合給与しても、飼料摂取量、乳量、乳質、血液性状への影響は特に認められず、稲発酵粗飼料は搾乳牛の粗飼料として利用で...
要約 ケイ酸含量の多い稲発酵粗飼料は、ケイ酸含量の少ない稲発酵粗飼料に比べ乾物(DM)消化率が低いものの、有機物(OM)消化率には差はない。また、両者のエネルギー消化率に差はなく、総エネルギー(GE)の多...
要約 イネソフトグレインサイレージを配合飼料の20%代替したTMRを搾乳牛に給与しても、し好性が良く、悪影響が認められないことから、自給濃厚飼料として利用可能である。 キーワード イネソフトグレインサイ...