細霧ノズル付循環扇を用いた中山間地域向け低コスト細霧冷房システム
要約 細霧ノズル付循環扇を用いた低コストな細霧冷房システムを用い、時刻と温室内の乾湿球温度をもとに細霧噴霧量を制御すると、夏季日中のハウス内の気温を外気温並みに低下させることができ、高温によるトマト...
プラウ耕・グレーンドリル播種方式の寒冷地向け水稲乾田直播体系
要約 本方式の乾田直播体系においては、10a当たり労働時間は約6時間であり、直播適性の高い品種(「萌えみのり」など)を用いることで、600kg/10a程度の収量が得られ、60kg当たり費用合計は東北平均の57%まで低減す...
ALOS衛星AVNIR-2データと水田区画データを用いた水稲作付け判別手法
要約 教師なし分類法で衛星画像の各画素を40クラスに分類後、水稲作に対応するクラスを選択・統合して水稲作か否かの2クラスの画像を作成し、それに水田区画データを重ねて、水稲作の画素が過半数を占める区画を...
合成性フェロモンを利用したアカヒゲホソミドリカスミカメの被害予測技術
要約 水田内に設置した合成性フェロモン剤を誘引源としたトラップの出穂後5日間のアカヒゲホソミドリカスミカメ誘殺雄数から、その水田の斑点米被害発生確率を予測し、防除要否、回数を判断する技術である。 キー...
要約 耕うん同時畝立て播種機の大麦・大豆汎用利用による麦後大豆の狭畦多条播栽培、大麦の耕うん同時播種作業およびエアーアシスト水稲条播機による高能率作業を組合せた水田輪作体系では、作業の競合回避、収量...
カドミウム汚染水田の実用的土壌浄化技術 ―ファイトレメディエーションと化学洗浄法―
要約 [ポイント] カドミウムで汚染された水田土壌の浄化のために、高吸収イネを利用したファイトレメディエーション(*1)や、塩化鉄による化学洗浄法を開発しました。これらは世界初の技術であり、客土に比べ...
大豆作における集落営農法人の広域的連携による地域支援システム
要約 地域を基礎に全集落営農法人が参加して形成される広域的な連携組織は、大豆作での大型機械の共同利用を通じてコスト削減と収支改善を可能とし、法人同士の相互支援的な対応や地元実需者との連携の下で、法人...
日射制御型拍動自動灌水装置の利用による露地夏秋ピーマンの減化学肥料栽培
要約 露地夏秋ピーマン栽培に日射制御型拍動自動灌水装置による点滴灌水同時施肥法を適用すると、畝間灌水・追肥による慣行栽培と比較して、窒素施肥量を30%削減して収量を11~24%増加できる。秀品率が増加し、肥...
苦土石灰と化成肥料のうね内部分施用によるダイズカドミウム濃度の効率的低減
要約 うね中央部の播種位置付近の幅20cm・深さ20cmの範囲に苦土石灰と化成肥料を同時に帯状に施用すると、従来の全面施用と比べてダイズ子実のカドミウム濃度を同等程度またはそれ以下に低減することが可能であり...
CANバス利用によりセンシングデバイスの共用が容易な自脱コンバインロボット
要約 GPS等のセンシングデバイスからの情報に基づき、予め計画した目標経路に追従して自律走行による収穫作業を行う。 CANバスを介した制御によりセンシングデバイスの着脱と共用は容易であり、ロボット農作業体...
東北地域での稲発酵粗飼料向け品種の湛水直播栽培における出穂予想マップ
要約 東北地域での稲発酵粗飼料向け品種「べこごのみ」、「夢あおば」の湛水直播播種時期に応じた出穂予想マップを、発育予測モデルとメッシュ気温データにより作成した。地域の気象に適した作期選択、作業計画策...
自脱コンバインとクローラ型ロールベーラを用いた稲WCS予乾収穫体系
要約 自脱コンバインは簡単な部品の付加によって稲をウィンドロー状に刈倒すことができる。ウィンドローをセミクローラトラクタで牽引するクローラ型ロールベーラで拾上げ・梱包することで低コストな稲WCS予乾収...
カドミウム高吸収イネ品種によるカドミウム汚染水田の浄化技術(ファイトレメディエーション)
要約 カドミウム高吸収イネを「早期落水法」で2~3作栽培することにより、土壌のカドミウム濃度を20~40%、玄米のカドミウム濃度を40~50%低減することに成功しました。また、「もみ・わら分別収穫法・現地乾燥...
エネルギー収支・経済性・環境負荷からみたバイオマス利活用シナリオの評価法
要約 都市近郊農畜産業地域の地域性やバイオマス変換技術の導入可能性に基づいてバイオマス利活用を推進するためのシナリオを作成し、エネルギー収支、支出・収入、温室効果ガス排出量を現状と比較することにより...
要約 カドミウムに汚染されている農地において、土壌水の上向き補給を妨げず、表層土の汚染と作物のカドミウム吸収を防止する土層構造は、根の深い畑作物のカドミウム汚染防止のための低コストの基盤整備技術につ...
飼料イネの導入とコントラクターの設立を通じた耕畜連携組織の形成条件
要約 飼料イネとTMRを結合した耕畜連携にはコントラクター組織の形成とその経営安定化が課題となり、そのためには初期段階での事業規模の確保、耕種側が生産継続できる取引条件の設定、畜産側でのTMRセンターの活...
要約 「北海303号」は北海道での熟期が“中生の早”に属する粉質米系統である。製粉した米粉の粒子が細かく損傷デンプンの割合が少ないため、パン用などの米粉原料として有望である。 キーワード イネ...
要約 還元土壌で生成される物質、二価鉄を土壌中に添加した際の水稲の出芽阻害程度には品種間差がある。出芽阻害を受けやすい品種は、水稲幼植物を二価鉄を含む水耕液で栽培した場合に地上部の鉄濃度が高くなる。...
窒素肥効量14kg/10a施用による飼料イネ品種クサノホシの多収・低コスト栽培
要約
牛ふん堆肥と発酵鶏ふんペレットを用い、窒素肥効量を14kg/10aとした飼料イネ品種クサノホシの栽培は、乾物収量が化学肥料と同等以上の1.3~1.4t/10aを達成でき、倒伏を回避できる。...
ため池の水質浄化を目的としたホテイアオイの植栽・回収方法および利用方法
要約 ため池の水質浄化を目的としてホテイアオイを植栽する場合、フラワーネットを利用することにより、系外への流出を防止し、回収作業を容易に行うことができる。ホテイアオイの水中窒素固定能力は、103kgN/ha...