要約 代かき同時土中点播機を麦・大豆播種に汎用利用できる。北部九州の稲・麦・大豆の水田輪作体系において、高品質・早生の水稲、小麦、大豆の新品種・系統と、播種同時打込み施肥などの開発技術の採用により、...
長崎県におけるスルホニルウレア系除草剤抵抗性イヌホタルイの発生と対策
要約 長崎県芦辺町(現壱岐市)内の水田においてイヌホタルイのSU剤抵抗性バイオタイプの発生が確認された。本バオタイプは、ブロモブチド、クロメプロップ、ベンゾビシクロンを成分に含む一発処理除草剤を2葉期...
要約 アルファルファペレット、米ぬか、あるいは菜種油粕ペレットの各々20kg/aを普通期栽培の水稲移植3日後に湛水条件で散布すると雑草抑制効果が高く、これらを混合して用いることによりさらに効果が高まる。こ...
要約 小麦早播き栽培では標準播き栽培に比べてヤエムグラの発生期間が長く、必要除草期間が長い。播種直後土壌処理除草剤の効果には年次変動が認められるが、広葉対象茎葉処理除草剤を2月中旬までに処理すること...
要約 アルファルファタコゾウムシ成虫は水田地帯周辺の樹林・山林内で越夏する。 キーワード レンゲ、アルファルファタコゾウムシ、越夏 背景・ねらい 本種は、1982年に侵入が確認されたレンゲの重要害虫である。...
トラクタダンプを用いた作業システムによる大区画水田の均平度改善効果
要約 大区画水田に生じる凹凸による均平度の悪化は、熊本県で開発した均平化作業システムで改善することができる。これにより、湛水深が均一になり、圃場内に生じる水稲の収量むらを解消する効果が期待できる。 ...
要約 水田雑草の発生パターンは簡易有効積算温度により予測が可能で、雑草発生量が 50%~70%に達する 6 月第 1 半旬に 2 回目の代かきを行うと除草効果が得られる。2 回代 かきと成分除草剤を組み合わせ...
要約 水田放牧草地において、斑点米の原因となるカメムシ類など4目24種のイネとの共通害虫が認められるが、放牧草地周辺の水田における害虫の発生個体数は、放牧草地に近接していない水田と比較して、多くの分類...
イヌホタルイのスルホニルウレア系除草剤の抵抗性遺伝子は集団中に急速に広まる
要約 イヌホタルイのスルホニルウレア系除草剤抵抗性は単因子遺伝に支配され,感受性の遺伝子に対して完全優性を示す。このような抵抗性遺伝子は,他殖率および感受性の埋土種子集団の存在にかかわらず,この除草...
要約 水稲とのブロックローテーションを前提としただいず不耕起栽培では圃場排水対策が特に重要で、額縁明渠に加え播種溝に交差した弾丸暗渠を施工する。このことにより茎疫病発生も軽減される。また、雑草対策は...
要約 秋播性小麦の冬期播種栽培では、播種量は10~15 kg/10a、窒素施肥は8~10 kg/10aを播種同時側条施用する。側条施肥により収量・品質が向上し、雑草の抑草も可能である。加工特性は秋播慣行並を確保できる。 ...
要約 深水管理に荒代と植代の間隔を2週間とする移植前作業と、機械除草を組み合わせた体系は、一年生雑草主体の圃場で除草効果が高い。 背景・ねらい 消費者ニーズや環境に対する意識が高まる中、特別栽培米や減...
要約 水田畦畔の被覆植物として、被度安定性や抑草効果等からみて最も優れる草種がノシバ、次いでシバザクラである。両草種とも、定植後の被度拡大や生育の安定性保持のため、適宜の雑草取りを必要とする。 キー...
要約 水深を深くすると、イボクサ幼植物の初期生育が抑制され、その抑制程度は幼植物が小さいほど大きい。また、水深を深くすることにより、有効除草剤の効果を更に高めることができる。 キーワード 雑草、イボク...
10.中山間地の休耕田における刈払いおよび耕耘等による植生遷移の遅延効果
要約 中山間地の休耕田では、保全管理の形態と植生との間に対応が認められ、年一回程度の地上部植生の刈払い及び数年に一度の耕耘によって植生遷移の進行が遅延し、耕作環境に近い雑草植生が維持される。 背景・...
要約 大豆の畦立同時播種によって播種後の降雨による湿害が回避され苗立ちが安定する。また、初期生育量が確保できることから雑草の発生が抑制され、収量が安定する。 キーワード 大豆、畦立同時播種、湿害回避、...
畦畔除草時期とアカヒゲホソミドリカスミカメの水田への追い込みの検証
要約 アカヒゲホソミドリカスミカメ成虫の生息する畦畔・農道で草刈りすると水田に虫が追い込まれ、定着することがある。イネの出穂期14日前は定着しないが、出穂期,同21日後は定着する。以上を標識した虫で検証...
要約 本モデルは、寒冷地水田でのタイヌビエ土中種子の動態や種子生産特性に基づいて、前年の土中種子数と除草効果から翌年の土中種子数を予測するモデルである。これによれば、1000粒/m2以下の種子密度で水田を...
粉末蛍光顔料を用いたアカヒゲホソミドリカスミカメの大量標識法
要約 アカヒゲホソミドリカスミカメの体表に粉末蛍光顔料を付着して標識し、UVランプまたはブラックライトで蛍光を検出する。本標識法により、カメムシを能率的に大量標識することが可能である。 キーワード アカ...
水稲直播栽培での播種後落水管理後の減水深と除草剤のヒエ防除効果
要約 水稲湛水直播栽培では、播種後落水管理後の減水深が大きくなる場合がある。減水深が2cm/日程度であれば除草剤のタイヌビエ枯殺効果は高いが、減水深が2cm/日を越えると枯殺効果が低下し残効日数も短くなるの...